フローリアン
フローリアンとは、安全の神、聖フローリアンに由来し、またオーストリア皇帝の愛馬として名高い純白の名馬の名前でもあった。初代モデルは1966年11月に登場した。スタイリングをイタリアのカロッツェリアであるギア社に依頼した4ドアセダンで、1.6L・OHV・84psエンジンを積み、リヤサスペンションはリーフによるリジッド。いわゆるハイオーナーカーでコラムの3速MTか、フロアの4速MTを選択できた。
68年2月、セパレートシートの3速AT(コラムセレクター)車を発売した。
69年3月、103psにパワーアップしたTS(ツーリング・スポーツ)発売。丸型4灯ランプを採用。9月のマイナーチェンジで、スーパーデラックスとTSのエンジンがSOHCになった。
70年10月、1.6Lから1.8Lエンジンに換装。115psで、4速MT(フロア)の1800TSは、175km/hの最高速度をうたった。東京店頭渡し価格は80万円。
76年9月、マイナーチェンジ。車種を整理し1800スーパーデラックスだけとなった。
77年1月、2Lの自然吸気ディーゼルエンジン搭載車を発売。同時にボディのマイナーチェンジも行った。79年5月、53年排ガス規制適合のための改良を実施。80年3月には、ディーゼルエンジン搭戴車にも3速AT(フロア)を追加した。デビュー以来変更しなかったインスツル兼ントパネルデザインを一新。ランバーサポートやトランクオープナー、電動リモコンミラーなども新しく装備した。
82年10月に生産中止。フローリアンの次期モデルはフローリアン・アスカの名で83年4月にデビューした。
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