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フローレンス・プライス

(Florence Price から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/17 04:19 UTC 版)

フローレンス・プライス
基本情報
出生名 Florence Beatrice Smith
生誕 (1887-04-09) 1887年4月9日
出身地 アメリカ合衆国 アーカンソー州
死没 (1953-06-03) 1953年6月3日(66歳没)
学歴 ニューイングランド音楽院
ジャンル クラシック音楽
職業 作曲家

フローレンス・プライス英語: Florence Price1887年4月9日 - 1953年6月3日)は、アメリカ合衆国作曲家。アメリカ初の黒人女性の作曲家。旧姓はスミス(Smith)。

経歴

1887年、アーカンソー州生まれ。ソプラノ歌手でピアニストの母親から音楽教育を受け、14歳の時にニューイングランド音楽院に入学した(出自はメキシコ系と偽っていた)。ニューイングランド音楽院では作曲対位法ジョージ・ホワイトフィールド・チャドウィックフレデリック・コンヴァースに師事し、最初の弦楽三重奏曲交響曲を完成させ、1907年に卒業した。

1907年から1927年にかけてアーカンソー州で教職につき、1912年には弁護士のトーマス・J・プライスと結婚した。しかし1927年、リトルロックでリンチ事件が続発したため、一家はシカゴに移住した。シカゴで作曲・管弦楽法オルガンをアーサー・オラフ・アンダーソン、カール・ブッシュ、ウェズレー・ラ=ヴァイオレット、レオ・サワビーらに学び、1928年に4つのピアノ小品を出版した。さらにシカゴ音楽大学、シカゴ教育大学、シカゴ大学アメリカ音楽院などで聴講し、音楽、語学、リベラル・アーツを学んだ。

1931年に経済的苦境と虐待が原因でプライスと離婚し、2人の娘を単身で育てることとなったため、別名で無声映画伴奏のためにオルガンを弾く一方、ラジオ広告用の音楽を手掛けた。同居していた友人の縁でラングストン・ヒューズマリアン・アンダーソンと親交を結んだことが、彼女のキャリアに貢献することとなる。

1932年、ワナメイカー財団賞に応募した交響曲第1番ホ短調が1等賞を、ピアノソナタが2等賞を獲得し、交響曲第1番は翌年にシカゴ交響楽団で初演された。その後、4つの交響曲(第2番は紛失、第3番第4番)、『アメリカにおけるエチオピアの陰』などの管弦楽曲、3つのピアノ協奏曲ヴァイオリン協奏曲室内楽曲、オルガン曲、ピアノ曲、歌曲などを作曲し、黒人霊歌の編曲も手がけた。その作品は南部の伝統が顕著にうかがえる。1953年にシカゴで脳卒中のため死去した。

プライスの作品の多くは長く行方不明となっていたが、2009年に彼女の旧別荘でその大部分が発見されたことで演奏・録音されるようになった。

文献

  • Ammer, Christine. Unsung: A History of Women in American Music. Portland Oregon, Amadeus Press, 2001
  • Brown, Rae Linda. “Price, Florence Smith” <http://www.grovemusic.com>
  • Perkins, Holly Ellistine. Biographies of Black Composers and Songwriters; A Supplementary Textbook. Iowa:Wm. C. Brown Publishers, 1990.

脚注

外部リンク


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