FCB
別名:ファイル制御ブロック
FCBとは、MS-DOSが使用する、ファイル情報を読み込むメモリ領域のことである。
ディスクドライブ上のファイルを読み込み、書き込むためには、そのファイルをオープンすることが必要である。MS-DOSアプリケーションの多くは、MS-DOS内蔵のファイル操作機能を利用してファイルをオープンするが、このとき呼び出されたファイル情報はメモリ上のFCBに格納され、この情報をもとに各種演算等の操作を行う。
FCBには、オープンしたファイルのディスクドライブ上の位置やデータレコードのサイズ、アクセス方法の情報などが含まれる。また、FCBは複数の確保が可能であり、確保された数だけファイルを同時に実行することができる。
FCBはMS-DOS以前から使われており、初期のMac OSも同様の方法を採用していた。MS-DOS Ver.2.0以降はファイル操作をFCBからファイルハンドルに変更しているが、互換性を確保するためにFCBの機能そのものは残されている。
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