F-2 Super Kai(F-2スーパー改)
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「F-2 (航空機)」の記事における「F-2 Super Kai(F-2スーパー改)」の解説
F-2の開発に協力したアメリカのロッキード・マーティン社は2004年(平成16年)に横浜市で開催された『国際航空宇宙展ジャパンエアロスペース2004』にて、F-2Bをベースとした能力向上プランを提示した。ロッキード・マーティン社はこの機体をF-2 Super Kai(F-2 スーパー改)と称していた。 プランとしては以下のものが提示された。 ターゲティング能力の拡張を見込んだAESAレーダーへの換装。 JTIDSまたはMIDS端末搭載によるリンク16/TADIL-Jへの対応。 兵装システム士官 (WSO) 専用化された後席の追加。 AIM-120 AMRAAMの運用能力。 AIM-9X サイドワインダーの運用能力。 AGM-154 JSOWの運用能力。 AGM-88 HARMの運用能力。 誘導型クラスター爆弾(WCMD:風向修正弾薬ディスペンサ)の運用能力。 JDAM及びLJDAMなどの誘導爆弾の運用能力。 JHMCSへの対応。 スナイパーXRの運用能力。 偵察ポッドの運用能力。 コンフォーマル・フューエル・タンクへの対応。 主翼下ハードポイントの4箇所すべてに武装を搭載し使用可能とする。 F110-GE-132エンジンへの換装。 今のところ防衛省がこのプランを採用する予定は無く、また、ロッキード・マーティン社も続報は発表していない。ただし、上記のプランのうち幾つかは前述の能力向上改修により能力を獲得しており、例えばAIM-120、AIM-9Xは国産のAAM-4・AAM-5の運用能力を付加することで代替、誘導爆弾についてもJDAMの運用能力が付加されている。
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