Fタームを用いた検索
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/07/20 13:36 UTC 版)
Fタームを利用して特許文献を検索する場合の注意点として、適切なFタームが付与されていない文献が少なからずあることが挙げられる。国際特許分類やFIが一つの特許文献につき1個から数個付与されるのに対し、Fタームの分類記号は一つの特許文献につき数個から数十個付与される。したがって、国際特許分類やFIの付与まちがい頻度と比較して、Fターム分類記号の付与まちがいの頻度はかなり大きい。付与自体は、特許庁から委託を受けた(財)工業所有権協力センター(IPCC)が主体となって行っているが、全国各地から応募した一般人(一般企業在籍者)も解析アルバイトとして採用され自宅他でFタームの付与を行っている。その点もまちがい頻度が高い点に寄与している可能性はある。 また、Fタームによって検索できるのは、あくまでも、日本国特許庁が発行する特許文献のみであるという点にも注意する必要がある。アメリカ合衆国の特許文献を検索するためにはUSPCや国際特許分類を、ヨーロッパの特許文献を検索するためにはECLAや国際特許分類を用いなければならない。
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