E-Z表記法
EZ表記法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/22 02:31 UTC 版)
「カーン・インゴルド・プレローグ順位則」の記事における「EZ表記法」の解説
二重結合の両端に2つずつの置換基が付いていて、それぞれの端で別の置換基が付いている場合、異性体が存在する(幾何異性体)。 この場合、両端のそれぞれで上記の方法で順位を付ける。結果、一端で上位になる基ともう一端で上位になる基が同じ側に付いているものをZ体(ドイツ語: Zusammen)、逆側に付いているものをE体(ドイツ語: Entgegen)という。 あくまでCIP順位則で並びが一致しているか否かを判断するのであって、両端に同じ置換基が付いているかは関係ない。例えば図の例では、Cl(塩素)が逆側に付いているが、CIP順位則では「Br > Cl」と「Cl > H」であることからZ体となる。
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