DEMとDTMの違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/01 21:23 UTC 版)
「数値標高モデル」の記事における「DEMとDTMの違い」の解説
数値標高モデル(時に数値表面モデル(DSM; Digital Surface Model)などとも呼ばれる)は一般に、植生や建築物、橋などを含めた地球の表面(あるいはその部分)を表現する。DEMは通常、写真測定やLIDAR、干渉合成開口レーダー、測量などの技術によって得られた未加工のデータセットから構成される。一方、数値地形モデル(DTM)は(一般的に)植生や建築物など取り除いた地表そのもののモデルであり、したがってDEMのデータに後処理を加えたものだと言える。すなわち、DTMはいわゆる「裸の地球」のモデルなのである。DEMが景観や都市のモデリング、可視化のアプリケーションなどに有効であるのに対して、DTMは洪水や排水のモデリング、土地利用の研究、地質学上のアプリケーション等々において必要とされる。
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