1,2-ジブロモエタン
分子式: | C2H4Br2 |
その他の名称: | ネフィス、ブロモフューム、二臭化エチレン、ソイルブロム-85、sym-二臭化エタン、ダウフュームW-85、EDB、Nephis、Bromofume、Soilbrom-85、Dowfume W-85、1,2-Dibromoethane、sym-Dibromoethane、Ethylene dibromide、ダウフューム40、臭化エチレン、ダウフュームW-8、ダウフュームEDB、ソイルブロム100、Soilbrom-90EC、Soilbrome-85、Soilbrom-100、ソイルブロム90EC、ソイルフューム、ソイルブロム、Dowfume W-90、Dowfume-40、Dowfume W-8、Dowfume EDB、DBE、Glycol dibromide、NCI-C-00522、Iscobrome D、Glycol bromide、Pestmaster EDB-85、Dowfume W-100、Soilbrom-90、RCRA waste number U-067、ENT-15349、Soilbrom-40、E-D-BEE、EDB-85、二臭化グリコール、臭化グリコール、イスコブロム-D、フモガス、ダウフュームW-90、Soilbrom、Soilfume、ソイルブロム85、ペストマスタEDB-85、ソイルブロム90、ソイルブロム40、Fumo-gas、ダウフュームW-100、sym-ジブロモエタン、イソブロムD、サンヒウム、アアジブルーム、エチレンジブロミド、Sanhyuum、Nefis、Aadibroom、エチレンブロミド、Ethylene bromide |
体系名: | 1,2-ジブロモエタン |
大英帝国勲章
(DBE から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/18 13:49 UTC 版)
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大英帝国勲章 Most Excellent Order of the British Empire |
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大英帝国勲章ナイト・グランドクロス星章
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イギリスの君主による栄典 | |
種別 | 騎士団勲章 |
標語 | 神と帝国のために For God and the Empire |
創設者 | ジョージ5世 |
資格 | イギリス国民、英連邦王国市民、またはイギリスのために重要な業績を上げた外国人。 |
主権者 | チャールズ3世 |
グランドマスター | カミラ |
地位 | ナイト / デイム・グランド・クロス (GBE) ナイト / デイム・コマンダー (KBE/DBE) コマンダー (CBE) オフィサー (OBE) メンバー (MBE) |
過去の地位 | エンパイア・ギャラントリー・メダル 大英帝国メダル |
歴史・統計 | |
創立 | 1917年 |
階位 | |
上位席 | ロイヤル・ヴィクトリア勲章 |
下位席 | 階級により異なる |
略綬(左:軍人用、右:文民用)
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大英帝国勲章(だいえいていこくくんしょう、英語: Order of the British Empire)は、グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(以下、「イギリス」または「英国」と表す)の騎士団勲章 (Order)。"Order" は「勲章」と日本語訳されるヨーロッパの栄典で、元の意味は「騎士団」であり、等級は中世の騎士団の階級制度を模したものである。大英帝国勲章はイギリスの騎士団勲章の中では最も新しく、最も広範囲に与えられ、最も叙勲数の多い勲章である。
概要
勲章創設の契機は第一次世界大戦にある。大戦は史上初の総力戦であり、これまでの戦争とは違い、職業軍人だけでなく一般兵士や銃後の女性も戦争に貢献したため、彼らを賞する勲章を設ける必要が出てきた。これにいち早く気づいた廷臣フレデリック・ポンソンビーは政府と連携してジョージ5世に新勲章の創設を進言した[1]。ジョージ5世はこの提案に賛成し、1917年7月に創設が宣言された。
勲章受章者のなかには労働組合員など君主制に否定的なものまで含まれ、歴史家フランク・プロチェスカ(Frank Prochaska)は「共和主義をくじく手段として絶妙な効果を上げた」と本勲章を評した[1]。
勲爵士団、または勲章のランクとしてはそれぞれ同一クラスの勲章の中では最も順位が低いが、有名人が受章する事が多いため非常によく知られた存在である。
勲章のモットーは「神と帝国のために」(For God and the Empire ) である。
勲章には次のランクがある。
- ナイト・グランド・クロス又はデイム・グランド・クロス(大十字騎士 GBE)
- ナイト・コマンダー又はデイム・コマンダー(司令官騎士 KBE/DBE)
- コマンダー(司令官 CBE)
- オフィサー(将校 OBE)
- メンバー(団員 MBE)
受章者は名前の後に、勲位を示す頭文字(ポスト・ノミナル・レターズ)を付すことが許される[2](例えば「Mr. John Smith」ならば「John Smith, CBE」)。
名称に「ナイト」が含まれる上位の2つがいわゆる「ナイト爵」の一種で、英国籍を有していれば男性ならサー、女性ならデイムの敬称を許される。このようなことから、日本語メディアで(日本人が)「イギリス王室からサーの称号を受ける」「ナイトに叙せられる」などと紹介された場合[3][4]、多くはこの大英帝国勲章のナイトのいずれかを与えられ、ナイト・バチェラーという下級騎士団に叙されたケース[7]である。
外国人への叙勲は通常外務大臣の推挙により、イギリス国内に工場を置く大企業の社長などが多く受章している[8]。外国人受章者は "Honorary"(名誉)を冠して呼ばれ、年2回の叙勲者名簿に掲載されない代わりに、名前に続けて勲章の略称を記すことは許される[9]。
役職者
大英帝国勲章騎士団には6つの役職ポストがある。プレラッテ(Prelate)、ディーン(Dean)、セクレタリー(Secretary)、レジスター(Register)、主席紋章官(キング・オブ・アームズ)、紫杖官(Usher)の6つである[10]。 現在の役職者
- (プレラッテ) - サラ・マレイリー(ロンドン司教)[11]
- (ディーン)- アンドリュー・トリムレット(セント・ポール主教)
- (セクレタリー)- ステファン・セグレイブ
- (レジスター) - サー・クリス・ウォーモルド
- (主席紋章官) - サー・サイモン・メイオール[12]
- (アッシャー) - アメリア・フォーセット
意匠

MBE | OBE | CBE | KBE | GBE | ||
---|---|---|---|---|---|---|
正章 | 正章と副章 | 正章 | 副章、頸飾 | |||
(文民用) | (軍人用) | (文民用) | (文民用) | 正章(文民用) | 正章(軍人用) | |
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裏面 | 女性用 | 軍人用マント | ||||
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文民用 | 軍人用 | |
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1917年 – 1935年 |
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1936年 - |
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騎士団員
主権者(Sovereign)
肖像 | 紋章 | 名前 (生年) (在位) |
---|---|---|
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国王 チャールズ3世 (1948年 - ) (2022年即位 - ) |
グランドマスター
グランドマスター(Grand master)は主権者(イギリス国王)に次ぐ地位をもつ。
No. | 肖像 | 氏名(生没年) | 在任期間 | |
---|---|---|---|---|
就任 | 退任 | |||
1 |
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プリンス・オブ・ウェールズ エドワード王太子 (1894–1972) |
1917年6月4日 | 1936年1月20日 |
2 |
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メアリー王妃 (1865–1953) |
1936年3月27日 | 1953年3月24日 |
3 | ![]() |
エディンバラ公 フィリップ王配 (1921–2021) |
1953年6月1日 | 2021年4月9日 |
4 | ![]() |
カミラ王妃 (1947–) |
2024年4月23日 | 現職 |
受章者
脚注
- ^ a b 君塚, 直隆『ジョージ5世 - 大衆民主政治時代の君主』(初版)日本経済新聞社、東京都千代田区、2011年、144-146頁。ISBN 9784532261276。
- ^ London Gazette: no. 56878. p. 3351-3355. 14 March 2003. Supplement No.1.
- ^ 大谷繞石「ナイト叙位式」『日本及日本人』67(紀元節号)、政教社、1925年2月、70頁、NDLJP:1596996/18。
- ^ 桑原册次郞「武士道とナイトフード」『日本及日本人』67(紀元節号)、政教社、1925年2月、91頁、NDLJP:1596996/209。
- ^ 宮城良征、當間愛晃、遠藤聡志「〈原著論文〉日本語オントロジー辞書システム Ontolopedia の構築と興味抽出手法への応用検討」『知能と情報』第21巻第5号、日本知能情報ファジィ学会、2009年、815-826頁、 CRID 1390282680163403264、doi:10.3156/jsoft.21.815。
- ^ “ナイト”. Ontolopedia [α]. 琉球大学工学部情報工学科NAL研究室 (2007年2月2日). 2015年5月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年4月12日閲覧。 “イギリス法上では貴族とされる身分ではなく、その称号はあくまでも栄典の授与(叙勲)であって、爵位の授与(叙爵)にはあたらないので、日本語で「爵」の字を用いて訳するのは混同を招き、適切ではない。”
- ^ 「Ontolopedia [α]」[5]による定義[6]。
- ^ 君塚 2004, pp. 269–271.
- ^ “Nominate someone for an honour or award” (英語). GOV.UK. イギリス政府. 2012年7月17日閲覧。
- ^ “The Most Excellent Order of the British Empire : Newsletter”. The Central Chancery of the Orders of Knighthood (2015年12月). 2019年7月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月23日閲覧。
- ^ HM Government (2018年12月7日). “Central Chancery of the Orders of Knighthood”. The London Gazette. 2023年4月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年12月22日閲覧。
- ^ "No. 64397". The London Gazette (英語). 15 May 2024. p. 9430.
参考資料
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出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。
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書籍
発行年順。
- Ailsby, Christopher (1989). Allied Combat Medals of World War II. 1. Avon: Haynes Publishing Group. ISBN 978-0-85059-927-5
- 君塚直隆『女王陛下のブルーリボン : ガーター勲章とイギリス外交』NTT出版、2004年。 ISBN 4757140738。
- 小川賢治『勲章の社会学』晃洋書房、2009年3月。 ISBN 978-4-7710-2039-9。
- Duckers, Peter (2009). British Military Medals - A Guide for the Collector and Family Historian. South Yorkshire: Pen & Sword Books Ltd. ISBN 978-1-84415-960-4
関連項目
外部リンク
- 英王室公式サイト
- 英国政府公式サイト(London Gazette: no. 56878.の抜粋) (PDF)
- ナショナルアーカイブス(軍人顕彰の新制度)
- “ナショナルアーカイブス(軍人顕彰の旧制度)” (英語). 2007年6月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年10月3日閲覧。
- “The UK Honours System” (英語). 2009年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2006年10月3日閲覧。
- DBEのページへのリンク