コンコルド研究
【概要】 イギリスとフランスの共同で行なわれた。無症状のHIV感染者1749名を対象に、AZTと偽薬に分けて長期間使用し、病気の進行、死亡、薬剤の副作用で差があるかどうかを確かめた多施設臨床試験。結果は、最初の1年間はCD4+細胞数はAZT群が有意に多いが、3年後の追跡では病気の進行、死亡の面(生存期間)で差がなかった。この結果は世界中に大きな失望を与え、AZTだけには頼れないことの証明となった。後でAZT単剤使用では耐性ウイルスが高率に出現することがわかった。

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