Cobalt(II) cyanideとは? わかりやすく解説

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シアン化第一コバルト

分子式C2CoN2
その他の名称シアンコバルト(II)、Cobaltous cyanide、シアン化第一コバルト、Cobalt(II) cyanideCobalt dicyanide、Cobalt(II)dicyanide
体系名:コバルト(II)ジシアニド


シアン化コバルト(II)

(Cobalt(II) cyanide から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/04 08:16 UTC 版)

シアン化コバルト
Cobalt(II) cyanide
識別情報
CAS登録番号 542-84-7 
20427-11-6(二水和物)
26292-31-9(三水和物)
PubChem 68336
ChemSpider 61631 
特性
化学式 Co(CN)2
モル質量 110.968 g/mol(無水物)
147.00 g/mol(二水和物)
165.02 g/mol(三水和物)
外観 吸湿性のある暗青色の粉末(無水物)
赤褐色の粉末(二水和物)
密度 1.872 g/cm3(無水物)
融点

280 °C(無水物)

溶解度 二水和物シアン化ナトリウムシアン化カリウム水酸化アンモニウム塩酸により分解する
関連する物質
その他の陰イオン 塩化コバルト
ヨウ化コバルト
その他の陽イオン シアン化亜鉛
シアン化カルシウム
シアン化マグネシウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

シアン化コバルト(II)(シアンかコバルト に、: cobalt(II) cyanide)は、化学式 Co(CN)2 で表される無機化合物無機化学領域および均一系触媒として注目を集めている配位高分子の1つである。

用途

オクタカルボニル二コバルト製造の前駆体となる[1]

生成

シアン化カリウムコバルト塩溶液を加えることにより、赤褐色のシアン化コバルト(II)三水和物が得られる[2]

シアン化コバルト(II)の水和物を過剰のシアン化カリウムの存在下で溶解すると、赤色の六シアン化コバルト四カリウム (K4Co(CN)6) が生じる。さらに酸化すると黄色の六シアン化コバルト三カリウム (K3Co(CN)6) が得られる。

脚注

  1. ^ Heinz W. Sternberg, Irving Wender, Milton Orchin Cobalt Tetracarbonyl Hydride: (Cobalt Hydrocarbonyl) Inorganic Syntheses, 1957, vol. V, p. 192. doi:10.1002/9780470132364.ch55
  2. ^ John H. Bigelow, "Potassium Hexacyanocobaltate(III)" Inorganic Syntheses, 1946, Volume I1, p. 225.


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