イボツノマタ Chondrus verrucosus Mikami
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からだは軟骨質で弾力に富む扁平な紐状で,叉状に数回分岐して扇型になる。からだの両縁は反り返るためややU字型にくぼむ。盤状根から叢生し,岩を覆うように密生する。藻体の上部では幅が広くなり,1~4回二叉分岐するが,基部に向かって幅は細くなり,基部近くでは円柱状となる。嚢果は体の上部に作られ,和名の由来であるイボ状の突起をなす。四分胞子嚢や造精器は,顕著な突起を作らない。皮層は小型でやや縦長の細胞が密に並び,その内側にやや大きな細胞がゆるく配列する。髄層は糸状細胞からなる。生体は紫がかった濃紅色~緑褐色。 押し葉標本は台紙につきにくい。
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