キャサリン・ホイールとは? わかりやすく解説

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キャサリン・ホイール

(Catherine Wheel (band) から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/20 02:51 UTC 版)

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キャサリン・ホイール
Catherine Wheel
ボーカルのロブ・ディッキンソン。2006年のコーチェラ・フェスティバルにて
基本情報
出身地 イングランド ノーフォーク グレート・ヤーマス
ジャンル オルタナティヴ・ロック
シューゲイザー
活動期間 1990年 - 2000年
レーベル ワイルド・クラブ、フォンタナマーキュリーコロムビアクリサリス
公式サイト Facebook
メンバー ロブ・ディッキンソン (ボーカルギター
ブライアン・ファター (ギター)
ニール・シムズ (ドラム
ベン・エリス (ベース
旧メンバー デイヴ・ホーズ (ベース)

キャサリン・ホイールCatherine Wheel)は、イギリスのロックバンド。1990年にロブ・ディッキンソンとブライアン・ファターを中心にイングランド極東部の港町グレート・ヤーマスで結成され、2000年に解散。

概要

1992年にアルバム『Ferment』でデビューを飾る。バンドは当時のイギリスで隆盛だったシューゲイザーに分類されるが、バンド自身はラッシュブラック・サバスピンク・フロイドキング・クリムゾン(セカンド・アルバム『Chrome』にギタリストであるロバート・フリップの名前を冠したFrippという曲が収録されている)といった'70年代のHR/HMプログレッシブ・ロック、当時アメリカを席巻していたグランジジョイ・ディヴィジョンザ・サイケデリック・ファーズなどのポストパンクニュー・ウェイヴハウス・オブ・ラヴエコー&ザ・バニーメンなどのネオ・サイケまで様々な影響を受けており、他のシューゲイザーバンドとは一線を画す表情豊かなサウンドを提示した。デビュー当初は特にハウス・オブ・ラヴやエコー&ザ・バニーメンと比較されることが多く、ロブ自身、1992年のインタヴューで「1990年5月に、ハウス・オブ・ラヴのライブを見てぶっ飛んだ。"Love in a Car"のような曲が書きたいと思って、3ヶ月の間曲作りに没頭したよ。それで出来たのが"I Want to Touch You"(1stアルバム収録)なんだ」と語っている。

1993年にセカンド・アルバム『Chrome』、1995年にサード・アルバム『ハッピー・デイズ』を発表し、この2作でよりグランジ、HR/HMシーンに接近。イギリス本国よりもアメリカで熱烈な支持を受ける。4枚目のアルバムとなる1997年発表の『Adam and Eve』ではピンク・フロイドの『炎〜あなたがここにいてほしい』やトーク・トークの『スピリット・オブ・エデン』といったアルバムからのインスピレーションが垣間見える[1]、前2作とは異なる叙情的なロックを展開。2000年にバンドは新ベーシストであるベン・エリスを迎える。そして定冠詞の付いた「The Catherine Wheel」名義でリリースされた5枚目のアルバム『Wishville』で以前のハードロック・グランジ路線に回帰したが、アルバム売り上げの低迷を受けバンドは解散している。

解散後、その他

ロブはバンド解散後の2005年にソロ・デビュー・アルバム『Fresh Wine for the Horses』を発表。ブライアンとニールは「50ft Monster」というユニットで2007年にデビュー・アルバム『Life After Debt』を発表した。

ロブはポルシェの愛好家であり、解散後はロサンゼルスポルシェ・911のレストアを行う「シンガー・ビークル・デザイン(singer vehicle design)」を設立している。社名はロブが歌手(Singer)だったことにちなむ[2]。ちなみに彼はヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデンのボーカリストであるブルース・ディッキンソン従弟として知られている。

ディスコグラフィ

アルバム

  • Ferment (1992年)
  • Chrome (1993年)
  • 『ハッピー・デイズ』 - Happy Days (1995年)
  • Like Cats and Dogs (1996年) ※コンピレーション盤
  • Adam and Eve (1997年)
  • Wishville (2000年)

シングル

  • "She's My Friend" (1991年)
  • "Painful Thing" (1991年)
  • "Black Metallic" (1991年)
  • "Balloon" (1992年)
  • "I Want to Touch You" (1992年)
  • "30 Century Man" (1992年)
  • "Crank" (1993年)
  • "Show Me Mary" (1993年)
  • "Judy Staring at the Sun" (1995年)
  • "Waydown" (1995年)
  • "Delicious" (1997年)
  • "Ma Solituda" (1998年)
  • "Broken Nose" (1998年)
  • "Sparks Are Gonna Fly" (2000年)

関連項目

  • ティム・フリーズ・グリーン - ほとんどの作品でキーボード奏者またはプロデューサーとして参加。
  • ストーム・ソーガソン - アルバム・ジャケットを手掛けている。

脚注

外部リンク




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