カルロ・マッツォーネとは? わかりやすく解説

カルロ・マッツォーネ

(Carlo Mazzone から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/10/26 01:28 UTC 版)

カルロ・マッツォーネ
名前
ラテン文字 Carlo Mazzone
基本情報
国籍 イタリア
生年月日 (1937-03-19) 1937年3月19日
出身地 ローマ
没年月日 (2023-08-19) 2023年8月19日(86歳没)
イタリアアスコリ・ピチェーノ
身長 182cm
体重 75kg
選手情報
ポジション DF
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj
カルロ・マッツォーネ

カルロ・マッツォーネCarlo Mazzone, 1937年3月19日 - 2023年8月19日[1])は、イタリアローマ出身のサッカー監督

来歴

現役時代はディフェンダーとしてSPALASローマ活躍、1969年に引退。一方で現役時から指導者への道を歩み、キャリアのラストを飾ったアスコリで監督デビュー。1971-72シーズンにチームをセリエCからBに昇格させ、1973-74シーズンにはクラブ創設以来初のセリエAへと導いた。監督としては主に、ASローマフィオレンティーナSSCナポリボローニャブレシアなどを指揮、セリエA通算792試合で指揮した[2]カリアリを指揮した、1992-93シーズン、チームをリーグ6位に導き、UEFAカップ出場権の獲得に成功した[3]。1993-94シーズンのUEFAカップでは、準決勝までチームを導いた。

残留と昇格のスペシャリストとされ、特にマイナークラブの指導にかけて実績がある。ローマ時代では、フランチェスコ・トッティを、ブレシア時代にはロベルト・バッジョアンドレア・ピルロを、ペルージャでは中田英寿を指導した。インテルでは活躍出来ず、他チームと交渉中だったロベルト・バッジョをブレシアに勧誘、ブレシア会長にも獲得を進言して獲得した[4]。また、同じくインテルでは活躍出来ず、ブレシアに戻ったピルロを、トップ下から中盤の底のポジションにコンバートさせ、ピルロのレジスタとしての才能を開花させた[5]

2023年8月19日、アスコリ・ピチェーノで死去した[1][6]

その他

カリアリで指導したマッシミリアーノ・カッピオーリ、ローマで指導したファビオ・ペトルッツィを重宝し、その後、新たに監督を務めることになったチームで、カッピオーリは3度、ペトルッツィは2度獲得した[7][8]

所属クラブ

監督経歴

脚注

  1. ^ a b È morto Carlo Mazzone, addio allo storico allenatore della Roma” (イタリア語). RomaToday (2023年8月19日). 2023年8月28日閲覧。
  2. ^ È morto Carlo Mazzone, aveva 86 anni”. SKYSPORTS (2023年8月19日). 2023年8月20日閲覧。
  3. ^ Addio a Carlo Mazzone”. CAGLIARI (2023年8月19日). 2023年8月20日閲覧。
  4. ^ 「バッジョのプレーはまるでポエム。指導は散歩のようだった」マッツォーネ氏が回想”. GOAL (2019年11月18日). 2023年8月20日閲覧。
  5. ^ 「当時は今とは全く違う選手だった」アンドレア・ピルロの原点とは…伝説誕生の地から探る” (2018年1月8日). 2023年7月25日閲覧。
  6. ^ Lutto nel mondo del calcio: è morto Carlo Mazzone” (イタリア語). Giornale di brescia (2023年8月19日). 2023年8月19日閲覧。
  7. ^ Petruzzi: “Mazzone come un padre, nel 2000 non esitai a seguirlo”. TIFOBRECIA (2022年1月3日). 2023年7月16日閲覧。
  8. ^ ESCLUSIVACappioli: "Grazie calcio, ma ho chiuso. Ora mi godo la vita a Bali"”. TUTTO MERCATOWEB. 2023年7月8日閲覧。




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