BRM
第2次世界大戦前にERAの誕生にかかわったレイモンド・メイズが、イギリスの自動車関連産業から資金援助を得て、1947年に設立したイギリスのコンストラクター。当時最強のV16エンジンを搭載したマシンで、50年からF1に参戦したが意欲作すぎて失敗に終わった。その後アルフレッド・オーウェンがチームを買収して活動を継続し、62年には初のタイトルを獲得、以後65年までトップチームとして活躍した。しかし66年からの3L時代は、最初のH型16気筒エンジンの失敗が響いて低迷、V型12気筒エンジンで一時盛り返したものの結局、74年末に撤退へと追いやられた(77年に新たなパトロンであるスタンレーBRMの名で一時的にカムバックするが、すぐ撤退)。なお、F1のほかにもローバーと組んでガスタービンを搭載したマシンでルマンに出場したり、70年代の初めにはCan-Amシリーズにも挑戦した。また、90年代にスポーツカーレースでその名が復活したが、これも短期間で姿を消した。
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