炭酸バリウム
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/18 14:12 UTC 版)
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| 物質名 | |
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別名
Witherite |
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| 識別情報 | |
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3D model (JSmol)
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| ChEBI | |
| ChemSpider | |
| ECHA InfoCard | 100.007.426 |
| EC番号 |
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PubChem CID
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| RTECS number |
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| UNII | |
| 国連/北米番号 | 1564 |
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CompTox Dashboard (EPA)
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| 性質 | |
| BaCO 3 |
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| モル質量 | 197.335 g·mol−1 |
| 外観 | 白色の結晶 |
| 匂い | 無臭 |
| 密度 | 4.286 g/cm3 |
| 融点 | 811 °C (1,492 °F; 1,084 K) 多形変換 |
| 沸点 | 1,450 °C (2,640 °F; 1,720 K) 分解[1] from 1,360 °C (2,480 °F; 1,630 K) |
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| 溶解度平衡 Ksp | 2.58×10−9 |
| 酸への溶解度 | 分解 |
| 磁化率 | −58.9×10−6 cm3/mol |
| 屈折率 (nD) | 1.676 |
| 熱化学 | |
| 標準定圧モル比熱, Cp |
85.35 J/mol·K[1] |
| 標準モルエントロピー S |
112 J/mol·K[2] |
| 標準生成熱 ΔfH |
−1219 kJ/mol[2] |
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ギブズの 自由エネルギー (ΔfG⦵) |
−1139 kJ/mol[1] |
| 危険性 | |
| GHS表示:[3] | |
| Warning | |
| H302 | |
| P264, P270, P301+P312+P330, P501 | |
| NFPA 704(ファイア・ダイアモンド) | |
| 引火点 | 不燃性 |
| 致死量または濃度 (LD, LC) | |
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半数致死量 LD50
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418 mg/kg, 経口 (ラット)[3] |
| NIOSH(米国の健康曝露限度):[3] | |
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REL
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0.5 mg/m3 |
| 安全データシート (SDS) | Sigma-Aldrich[3] |
| 関連する物質 | |
| その他の 陽イオン |
炭酸マグネシウム 炭酸カルシウム 炭酸ストロンチウム |
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特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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炭酸バリウム(たんさんバリウム、barium carbonate)は、バリウムの炭酸塩で、化学式 BaCO3 で表される無機化合物である。
天然には石灰岩質の堆積層の中に形成された熱水鉱床の中に産出することがあり、鉱物名は毒重石(witherite)と呼ばれる。
毒重石の結晶構造は直方晶系である。結晶は常に3つのグループがそれぞれ対になっており、石英の二錐体結晶に似た擬似六方晶を生じ、その面は通常粗く、水平方向に筋状になっている[5][5]。毒重石は、1084Kで六方晶相に、1254Kで立方晶相に相転移する。
この鉱物は、1784年に毒重石は重晶石とは化学的に異なることを発見したウィリアム・ウィザリングにちなんで名づけられた[6]。毒重石は、硫酸カルシウムを含む水の作用で硫酸バリウムに変化しやすく、故に結晶の表面は重晶石で覆われていることが多い。殺鼠剤の調製、ガラスや磁器の製造に使用されており、かつては砂糖の精製に使用されていた[5] 。
性質
炭酸イオンを含む水溶液に、塩化バリウム(BaCl2)の水溶液を加えると、難溶性の白色沈殿として生成する。
工業的には天然の硫酸バリウムである重晶石に炭素としての石炭かコークスを加えて還元焙焼して硫化バリウムを得た後、これを炭酸ナトリウム(ソーダ灰)の水溶液の中で反応させる方法が用いられている。
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