AIDS否認主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 17:07 UTC 版)
詳細は「エイズ否認主義」を参照 AIDS否認主義は、後天性免疫不全症候群(AIDS)の原因がヒト免疫不全ウイルス(HIV)であることを否認する。 エイズ否認主義は「反科学運動の中で、最も声高い」とされている。否認においては、ウイルスの存在自体を否認する者もいれば、無害なありふれたウイルスでありAIDSの原因ではないと主張する者もいる。AIDSという病気について認める者は、それはウイルス感染ではなく、娯楽薬の使用、栄養失調、衛生状態の悪さ、抗レトロウイルス薬の副作用、これらの組み合わせに起因すると主張している。しかしHIVがAIDSを引き起こすという証拠は科学的に揺るぎないものである。。 かつて南アフリカのタボ・ムベキ元大統領は、AIDS否認主義を受け入れ、AIDSは主に貧困によって引き起こされたと宣言した。彼の大統領在任中に約365,000人がAIDSで死亡したが、しかしこれは適切な治療が可能であったならば、約343,000人の早期死亡を防ぐことができたと推定されている。
※この「AIDS否認主義」の解説は、「否認主義」の解説の一部です。
「AIDS否認主義」を含む「否認主義」の記事については、「否認主義」の概要を参照ください。
- AIDS否認主義のページへのリンク