ACh2形(АЧ2)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/28 20:41 UTC 版)
「ソ連運輸省ACh2形気動車」の記事における「ACh2形(АЧ2)」の解説
一方の床上にディーゼルエンジンが設置されている両運転台式の動力車。日本国有鉄道における気動車の形式称号で言う「キハ」に該当する。前面は非貫通2枚窓で、ACh2形やAPCh2形との行き来は出来ない。座席配置は3列+2列配置のボックスシートで、片側1箇所設置されている乗降扉は引き戸式の自動ドアである。冷房装置は搭載されておらず夏季は強制換気によって車内を冷やす一方、冬季はディーゼルエンジンの冷却時に生じた廃熱を利用した熱風により車内暖房が提供される。 エンジンや変速機など主要機器はリガ車両製作工場で製造されていたDR1形気動車と統一されており、レニングラードのズヴェズダ(ロシア語版)が製造した12気筒V形4ストロークのM756P形エンジン(1,500 rpm)や、カルーガ技術工場(ロシア語版)製のGDP-1000形2段液体式変速機が搭載されている。制動装置は電空併用ブレーキを用いる。 ACh2形(ACh2-009) 事業用車へ改造された車両も存在する(ACh2M-058) 運転台(ACh2-055) 車内
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