ACID準拠とは? わかりやすく解説

ACID準拠

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/15 21:51 UTC 版)

インメモリデータベース」の記事における「ACID準拠」の解説

基本的な構成として、インメモリデータベースデータ揮発性メモリ装置格納するこのようなデバイスデバイス電源断たれたり、リセットされ場合すべての格納情報を失う。この場合インメモリデータベースACID原子性一貫性独立性永続性特性のうち、永続性サポートしないと言える揮発性メインメモリベースのインメモリデータベースACID特性の他の3特性である原子性一貫性および独立性サポートすることが多い。 多くインメモリデータベース次の機構により、永続性追加している。 スナップショットファイル、あるいはチェックポイントイメージにより特定の時点でのデータベースの状態を記録する。これは定期的に生成され、最低でもインメモリデータベースシャットダウン実行されたときに生成される。 これによりデータ永続性一部提供しているが(システム障害の際にすべてのデータ失われるわけではない)、永続性一部である(「直近の変更失われる)。完全な永続性のためには、以下のいずれかによって補完され必要があるトランザクションログにより、データベースへの変更をジャーナルファイルに記録しインメモリデータベース自動リカバリ可能にする。 不揮発性メモリ (NVRAM) では通常バッテリ電源によりバックアップされた静的RAMバッテリRAM)か、書き込み消去可能なROM (EEPROM) が用いられる。このストレージ用いることにより、インメモリデータベース再起動の際に、直近の整合性取れている状態へデータストア回復することができる。 高可用性による実装ではデータベースレプリケーションにより、現用データベースでの障害の際、同一のスタンバイデータベースに自動フェイルオーバーなされる。完全なシステムクラッシュにおけるデータ損失を防ぐため、インメモリデータベースレプリケーション通常上記一つ、あるいは複数機構併用される。 いくつかのインメモリデータベースではデータベーススキーマにおいてデータベース特定の領域について異な永続性要件指定することができる。これにより、システムシャットダウンの後で容易に再生成できるか、意味を持たないデータについて永続性のための保持不要にできる(ただし、高可用性のためのレプリケーションは必要である)。そして設定情報保存必要なものとして指定することができる。

※この「ACID準拠」の解説は、「インメモリデータベース」の解説の一部です。
「ACID準拠」を含む「インメモリデータベース」の記事については、「インメモリデータベース」の概要を参照ください。

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