976台での生産中止
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/15 16:50 UTC 版)
「マツダ・ルーチェロータリークーペ」の記事における「976台での生産中止」の解説
しかし、市場に出たルーチェロータリークーペは、オーバーヒート、大きな前輪荷重によるアンダーステア、ドライブシャフトからの異音など、熟成不足や信頼性の面での疑問が指摘された。これらの問題の結果、野心的な設計と美しいスタイリングにも関わらず、117クーペ以上に販売台数は伸びず、1972年9月の生産打ち切りまでに976台が造られたに過ぎない。コスモスポーツ同様、価格的にマツダ車の顧客層にはミスマッチであったことも不振の一因であった。 さらに、マツダは補修部品の供給にもあまり熱心ではなかったようで、1970年代後半の自動車雑誌に早くもパーツ難を訴えるユーザーの声が散見されたほどであり、117クーペが「発売開始以来の10年間にほとんど廃車が出なかった」と言われ今日でも多数が残存するのとは対照的に、現存台数はごく少ない。
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