6字側スイッチ (Sixes) の攻略
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/09/09 08:51 UTC 版)
「パープル暗号」の記事における「6字側スイッチ (Sixes) の攻略」の解説
1938年末、レッド暗号を解読していたSISは「通信エキスパートであるOkamotoなる人物」が暗号機B型を携えて渡航していることをつかむ。 1939年に米陸軍情報部 (SIS) は元数学教師であるFrank B. Rowlettが率いる7人のパープル解読チームを立ち上げた。Assistant Cryptanalyst Robert O. Ferner Junior Cryptanalyst Albert W. Small, Genevieve Grotjan, Samuel S. Snyder Cryptographic Specialists Cryus C. Sturgis Jr., Kenneth D. Miller, Glenn S. Landig パープル暗号を解析したSISはレッド暗号と同様に文字A - Zを6字と20字に分けて換字していることに気付く。ただし、パープルの6字側 (Sixes) は母音とは限らなかった。 レッド暗号の解読で母音の6字側を先に攻略して成功した経験から、パープル暗号も6字側から取り組んだ。 暗号文の単文字頻度から6字側は20字側に比べて頻度が異様に高いか、または低かったので区別がついた。 紙と鉛筆による6字側の解析が進むにつれて、25表の多表換字であることが判明した。25表間のしかけまではわからなかったが、英字6字は25表に均等に散りばめられていた。 1939年4月には、25の多表(配線)がすべて明らかになった。
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