ヘフナー・500-1
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2020年1月) |
ヘフナー・500-1 | |
---|---|
'61年製キャヴァーン・ベースを復刻した、ヘフナー・500/1 Anniversary RH | |
メーカー/ブランド | カール・ヘフナー |
構造 | |
ボディタイプ | 中空ボディ |
カラーバリエーション | |
サンバースト | |
テンプレート | カテゴリ |
ヘフナー・500-1 (Karl Höfner 500-1, 500/1とも表記) は、ドイツの楽器メーカー、カール・ヘフナー社が製造するエレクトリックベースである。通称、ヴァイオリンベースとも呼ばれている。
ビートルズのメンバーである、ポール・マッカートニーがデビュー前から愛用しているベースとして有名であり、少なくともポールは左利き用を1961年製(通称、キャバーンベース)と1963年製の2本を所有・愛用している[1]。
材は、胴の前面がスプルース、後面・側面及びネックがメイプルでできている。
特徴
外観の特徴としては、ベースとしては小型であること、左右対称の形状であること、ヴァイオリンに形状が似ている(実際の形状はコントラバスの方が似ている)ことである。
1961年製のボディの表面は単板の削り出しのアーチドトップで、裏面はプライ・ウッドのフラットバックである。1963年製は、表面・裏面ともにプライ・ウッドのアーチド・タイプである[1]。 当時のボディにはストラップピンが付いておらず、ネック側のストラップはネックとボディの隙間に巻き付けて結び付け、ボディエンド側はテールピースに結び付けるか、金属パーツで引っ掛ける形で固定するという仕様になっている(当時はそういう風にしかストラップを付けられなかった。現行モデルではボディエンドのみストラップピンが付いているが、ネックの根元にストラップピンを付けられる場所がある。ポール・マッカートニーは現在はボディエンドとネックの根元の両方にロック式のストラップピンを取り付けている)。ヘッドに刻印されているヘフナーのロゴは、製造時期により縦書き(大文字)と横書き(大文字・小文字・筆記体)が存在する。
今でこそビートルズ人気に押されて高値が付けられているが、当時は廉価モデルとして発売されており、ポール・マッカートニーはそこも入手の理由に挙げている。
2005年以降、中国で生産された廉価モデルのHCT500/1(コンテンポラリー・シリーズ)が発売されている。 2007年以降、アメリカ市場ではHCT500-1より更に廉価版の中国製Icon(B-BASS Icon Series)がリリース。 2010年以降、Iconから名前を変えた、中国製・インドネシア製Ignition Bass(B-BASS Hi-Series)がリリースされている。
誕生
1955年、ウォルター・ヘフナーは、フェンダー社やギブソン社が1950年代前後にエレクトリックベースの生産を始めたのを見て、以前から考えていたエレクトリックベースについて、他のコントラバス等の生産ラインに乗せる事が可能なのではないかと考え、ギブソン社よりも高品質のバイオリン型エレクトリックベースの生産が可能であるとした。
翌年の1956年、ヘフナー社は、500-1型バイオリンベースを完成させた。
使用したことのある(または使用中の)主なミュージシャン
- ポール・マッカートニー(ビートルズ、ウイングス)
- ブライアン・ウィルソン、カール・ウィルソン(ザ・ビーチ・ボーイズ)
- 岸部修三〈岸部一徳〉(ザ・タイガース)
- 加藤充(ザ・スパイダース)
- 清水仁(ザ・バッド・ボーイズ)
- 矢沢永吉(キャロル)
- tetsuya(L'Arc〜en〜Ciel)
- 直井由文(BUMP OF CHICKEN)
- 高橋ジョージ(THE 虎舞竜)
- Mr.オクレ(芸人・元バンドマン)
- ボブ・ボーグル (ザ・ベンチャーズ)
- 宮城伸一郎(チューリップ)
- 山森正之(THE SHAMROCK)
- ハウイー・エプスタイン(トムペティ&ザ・ハートブレーカーズ)62 re-issue(20/40)
- 細野晴臣(プラスティック・オノ・バンド[2])63 re-issue(V63)
- サトミ・マツザキ(ディアフーフ)
- 中川敬輔(Mr.Children)
- 亀田誠治(東京事変)「空が鳴っている」のPVで使用
- 加藤慎一(フジファブリック)
- 丸山隆平(関ジャニ∞)
-
ヘフナー・500/1 ヴィンテージ'62 ワールド・ヒストリー 右利き用
-
ヘフナー・500/1 ヴィンテージ'62・ワールド・ヒストリー・左利き用
-
ヘフナー・500-1を演奏するポール・マッカートニー
脚注
- ^ a b 『エレキ・ギター・ブック2 THE BEATLES GUITAR FILE』シンコー・ミュージック、1998年10月20日。22-23頁。
- ^ プラスチック・オノ・バンド来日公演レポート ビートルズ大学 学報
500/1( Höfner 500/1)(1965年製)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:29 UTC 版)
「岸部一徳」の記事における「500/1( Höfner 500/1)(1965年製)」の解説
ザ・ビートルズのポール・マッカートニーの使用で有名なベースギター。そのボディーシェイプから通称「バイオリン・ベース」とも呼ばれる。アマチュア時代、ザ・ファニーズとして大阪・道頓堀筋のジャズ喫茶「ナンバ一番」で活動していた1966年3月26日、大阪にて¥61000で購入(「ザ・タイガース日本の青春」森本太郎の日記より)。以後、ザ・タイガース時代を通して岸部のメインベースとして使用される。ザ・タイガース解散後、PYG、井上堯之バンド時代は表舞台に出ることはなかった。1981年の「さよなら日劇ウエスタン・カーニバル」でのザ・タイガース再結成で久しぶりに使用しようとしたが、あまりの保管の悪さに加えメンテナンスの無さに既に使用に耐えうるものにはなっておらず、この時新しい・500/1を購入している。
※この「500/1( Höfner 500/1)(1965年製)」の解説は、「岸部一徳」の解説の一部です。
「500/1( Höfner 500/1)(1965年製)」を含む「岸部一徳」の記事については、「岸部一徳」の概要を参照ください。
5001
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 15:56 UTC 版)
「JR貨物UT03C形コンテナ」の記事における「5001」の解説
※この「5001」の解説は、「JR貨物UT03C形コンテナ」の解説の一部です。
「5001」を含む「JR貨物UT03C形コンテナ」の記事については、「JR貨物UT03C形コンテナ」の概要を参照ください。
5001
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/03 19:07 UTC 版)
「JR貨物UT9C形コンテナ」の記事における「5001」の解説
※この「5001」の解説は、「JR貨物UT9C形コンテナ」の解説の一部です。
「5001」を含む「JR貨物UT9C形コンテナ」の記事については、「JR貨物UT9C形コンテナ」の概要を参照ください。
「500-1」に関係したコラム
-
株365では、日経225証拠金取引とFTSE TWSE台湾50証拠金取引の2銘柄について制限値幅を設けています。制限値幅により、その銘柄の1日の価格の変動幅が制限されます。制限値幅は、銘柄の価格により...
-
ETFの銘柄には値幅制限が設けられています。値幅制限は、証券取引所が適正な価格を維持して投資家を保護することを目的に定めているものです。証券取引所では、前日の終値を基準として1日の値下がり幅と値上がり...
-
日本の証券取引所に上場している株式の株価には、投資家の利益を保護することを目的として値幅制限が設けられています。値幅制限の値幅は、前日の終値を基準とした上下の一定範囲で、終値の値段により異なります。ス...
-
CFDの呼値とは、CFDの銘柄の最小の値動きする単位のことです。呼値は刻み値ともいいます。例えば呼値が0.1の銘柄の場合、現在の価格が1235.9ならば、値上がりしたら1236.0、値下がりしたら12...
-
株式の投資基準とは、その銘柄が割安か割高なのかを図るものさしのことです。株式の投資基準には、利回りや株価純資産倍率(PBR)、株価収益率(PER)などが挙げられます。ここでは、株式の投資基準の利回りに...
-
特別気配とは、売り注文と買い注文の数量がアンバランスな状態で、売買の成立が困難な状況のことです。例えば、株価が400円の時に、402円、401円、400円、399円、・・・に大量の買い注文が入り、40...
- 500-1のページへのリンク