4手のための変奏曲 ニ長調とは? わかりやすく解説

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ショパン:4手のための変奏曲 ニ長調

英語表記/番号出版情報
ショパン:4手のための変奏曲 ニ長調Variationsber ein Arie von Thomas Moore] D-Dur KK.IVa/6 CT228作曲年1826年  出版年1865年  初版出版地/出版社: Kraków 

作品解説

2007年9月 執筆者: 齊藤 紀子

 1826年作曲されショパン死後20世紀入ってから、1965年出版された。その際ヤン・エキエル補筆している。ショパン16歳作品であると当時に、ショパン唯一のピアノ連弾のための作品となっている。

 作曲当時ポーランドで「ムーアの歌」として親しまれていたアイルランドトマス・ムーア編曲によるメロディー主題にした変奏曲である。ムーアは、このメロディーアイルランド民謡として発表しているが、元来ヴェネツィア民謡の<愛しいお母さんであった。ヴィルトゥオーソ・ヴァイオリニストとして名高いパガニーニも、このメロディーに基づきヴェネツィア謝肉祭 変奏曲 作品10》を作曲している。ショパンは、この変奏曲を手がけた後、パガニーニ自身によるパガニーニ変奏曲演奏聴き、再び同じメロディー基づいてもう1つ変奏曲、《パガニーニの思い出》を作曲している(こちらはピアノ・ソロのための変奏曲)。従って、このメロディーに基づくショパン変奏曲が2作品存在することになる。

 2人ピアノ奏者の間を行きかう序奏開始するその後、8分の6拍子主題奏される。そして、5つ変奏続きヴィヴァーチェ第6変奏コーダ奏して曲を閉じる。

Fryderyk Chopin “Rondos fur Klavier und fur 2 Klaviere” ed. I.J. Paderewski, L. Bronarski, J. Turczynski Warszawa : Instytut Fryderyka Chopina 1957


「4手のための変奏曲 ニ長調」の例文・使い方・用例・文例

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