3回転アクセルへの挑戦
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/02 14:05 UTC 版)
「伊藤みどり」の記事における「3回転アクセルへの挑戦」の解説
3回転アクセルを跳ぼうと意識したのは中学1年のころで、初めて練習で跳んだのは中学3年のシーズンであった。練習を始めてから3ヶ月ほどの6月8日に着氷に成功していたが、競技会では成功しなかった。1985年世界選手権の直前に右足首を骨折したため、それ以来練習を中断していた。ところが、カルガリーオリンピック後のエキシビションツアーで男子選手が3回転アクセルを跳ぶ姿を見て、再挑戦を決意し、3回転アクセルの練習を再開した。1988-1989シーズンの愛知県フリー選手権で3回転アクセルに挑戦し、競技会では初めての成功を収めた。国際大会では1988年NHK杯で成功した。 その後、伊藤のほかに国際大会で3回転アクセルを成功させた女子選手は、トーニャ・ハーディング(1991年世界選手権)、中野友加里、リュドミラ・ネリディナ(2002年スケートアメリカ)、浅田真央(2004年ジュニアグランプリファイナル)、エリザベータ・トゥクタミシェワ(2015年世界選手権)、紀平梨花(2016年ジュニアグランプリリュブリャナ杯)、長洲未来(平昌オリンピック)、アリサ・リュウ(2018年アジアフィギュア杯)、アリョーナ・コストルナヤ(2019年フィンランディア杯)、ユ・ヨン(2019年スケートカナダ)の10選手だけに留まっており、オリンピックで3回転アクセルを成功させた女子選手も伊藤のほかには2010年バンクーバーオリンピック、2014年ソチオリンピックでの浅田真央と2018年平昌オリンピックでの長洲未来と2022年北京オリンピックでのカミラ・ワリエワと樋口新葉のみである。
※この「3回転アクセルへの挑戦」の解説は、「伊藤みどり」の解説の一部です。
「3回転アクセルへの挑戦」を含む「伊藤みどり」の記事については、「伊藤みどり」の概要を参照ください。
- 3回転アクセルへの挑戦のページへのリンク