2018年現在のアメリカの軍事支出の問題点
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「アメリカの軍需経済と軍事政策」の記事における「2018年現在のアメリカの軍事支出の問題点」の解説
CIA World Fact Bookの統計によると、2017年度の世界の推計GDP(為替レートベース)は80兆27百億ドル、アメリカの推計GDP(為替レートベース)は19兆49百億ドル、世界のGDPに対するアメリカのGDPの比率は約24.3%、世界のGDPに対する軍事支出の比率の平均値は2018年度で2.14%であり、アメリカのGDPに対する軍事支出の比率は3.42%(但し、数値は2019年)で、GDPに対する軍事支出の比率がリストされている153か国中で比率が高い順に19位である(ロシアは軍事支出が3.93%でアメリカより高い13位である)。 世界銀行の統計によると、2018年度の世界の名目GDP(為替レートベース)は85兆91百億ドル、アメリカの名目GDP(為替レートベース)は20兆54百億ドル、世界の名目GDPに対するアメリカの名目GDPの比率は23.9%、ストックホルム国際平和研究所(SIPRI)の統計によると、2018年度の世界の軍事支出(為替レートベース)は1兆8,220億ドルであり、世界のGDPに対する世界の軍事支出の比率は約2.1%である。アメリカ政府行政管理局の2018会計年度の資料による軍事支出6,312億ドルであり、アメリカのGDPに対する比率は3.1%であり、世界の軍事支出に対する比率は約34.6%である。 世界のGDPに対するアメリカのGDPの比率と比較して、世界の軍事費に対するアメリカの軍事費の比率が高く、アメリカの安全保障に必要十分な軍事支出・軍事力よりも著しく大きいので、国際協調により、アメリカの安全保障に必要十分な軍事支出と軍事力へ削減することが求められている。
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