2018年のレノファ山口FC
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/05 04:28 UTC 版)
2018 シーズン | |||
監督 | 霜田正浩 | ||
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スタジアム | 維新みらいふスタジアム | ||
J2リーグ | 8位 | ||
天皇杯 | 3回戦敗退 | ||
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ここでは2018年におけるレノファ山口FCの試合結果などについて記載する。
選手
出典:[1] 注:選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。
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シーズン概要
2017シーズン終了後、「戦い方などを総合的に判断」との理由で、前年途中に1年半の契約を結んだ監督のカルロス・マジョールとの契約を解除し[2]、新監督に前JFA技術委員長でベルギー1部・シント=トロイデンVVコーチの霜田正浩が就任。コーチに札幌トップチームコーチの名塚善寛、GKコーチに東京V育成GKコーチの土肥洋一、フィジカルコーチにタイ1部・パタヤ・ユナイテッドFCフィジカルコーチの井田征次郎、新設のテクニカルコーチにつくばFCジュニアユースコーチの武石康平を招聘。
DFパク・チャニョン(讃岐に移籍)、DFアベル・ルシアッティ(アルゼンチン2部・CAプラテンセに移籍)、MFマルセロ・ビダル(コロンビア2部・ウニオン・マグダレーナに移籍)、FWレオナルド・ラモス(メキシコ2部・カフェタレロス・デ・タパチュラに移籍)の外国籍選手4人が契約満了で退団。DF星雄次が大分、DF宮城雅史が京都へ、MF加藤大樹が金沢へ完全移籍した。また、期限付き加入中だったMF小塚和季(甲府に完全移籍)とFW和田昌士(横浜FMに復帰)が期限付き移籍満了となった。
一方、鳥栖(昨季は松本に期限付き移籍)からGK藤嶋栄介、札幌から期限付き加入していたDF前貴之が完全移籍加入。山形からDF瀬川和樹、湘南からDF坪井慶介、徳島からMF大﨑淳矢、鳥取からMF廣田隆治をそれぞれ完全移籍で、C大阪(昨季後半は長崎に期限付き移籍)からMF丸岡満、千葉からMF高橋壱晟、東京VからFW高木大輔、浦和からFWオナイウ阿道を期限付き移籍でそれぞれ獲得。また、京都から期限付き加入しているGK山田元気の移籍期間を延長。DFミン・キョンジュン(韓国・清州大学校)、DF楠本卓海(東京国際大学)、FW山下敬大(福岡大学)が新加入。U-18所属のGK岡本大知とMF糸井岬を2種登録。シーズン開幕後に、ブラジル・パラナ州1部・フォス・ド・イグアスFCからDFヘナン、インドSL・ムンバイ・シティFCからDFジェルソン・ビエイラが新加入。なお、DFミン・キョンジュンは4月にFC刈谷に期限付き移籍した。6月には翌年加入内定のDF起海斗(興国高校)を特別指定選手として登録した。
夏の移籍時期には東京VからMF高井和馬を、さらに名古屋を退団したMFワシントンを完全移籍で、札幌からMFジュリーニョを期限付き移籍で獲得したが、DFジェルソン・ビエイラがインドSL・アトレティコ・デ・コルカタMF小野瀬康介がG大阪へ完全移籍した。
就任時「ゴールに向かっていくようなサッカーをしたい」とイメージを語った霜田は高木大輔・オナイウ阿道・小野瀬康介を最前線に幅広く配置する3トップの布陣を敷き、その後にインサイドハーフ(攻撃的MF)を2名配置する4-3-3 (4-1-2-3) の布陣を採用[3]。開幕節熊本戦に勝利するとそこから3連勝を挙げてスタートダッシュに成功。さらに第12節からは9試合負け無し(6勝3分)と好調を維持し、前半戦を2位で折り返す。しかし、第19節で首位に立った後、リーグ前半戦全試合出場でチーム2位の10得点を挙げていた小野瀬の移籍などもあり得点力が低下、さらに第20節から12試合複数失点と守備のほころびが目立つようになり、14戦勝ちなし(7分7敗)と低迷し、順位を13位まで落とす。そこで霜田は、第35節・横浜FC戦でDFを3枚にしてWBを配置して中盤を厚くし前線を2トップ気味に配置する3-5-2(3-1-4-2もしくは3-2-3-2)の布陣に変更。これが功を奏して15試合ぶりの勝ち星を挙げる[4] と、そこからチーム状態は持ち直す。上位との直接対決となった福岡・町田との対戦をともに落としたこともあり、第39節の時点でJ1参入プレーオフ進出への道は閉ざされたが[5]、J2参戦後最高順位となる8位でシーズンを終えた。
試合結果
J2リーグ
出典:[6] 勝 分 負(いずれも山口側から見て)
2018年3月11日 第3節 | 栃木SC | 2-5 | レノファ山口FC | 宇都宮市 |
14:03 |
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レポート | 競技場: 栃木県グリーンスタジアム 観客数: 4681人 主審: 鶴岡将樹 |
2018年3月17日 第4節 | 水戸ホーリーホック | 3-0 | レノファ山口FC | 水戸市 |
15:03 | レポート | 競技場: ケーズデンキスタジアム水戸 観客数: 4457人 主審: 東城穣 |
2018年3月21日 第5節 | レノファ山口FC | 2-2 | ツエーゲン金沢 | 山口市 |
15:04 | レポート |
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競技場: 維新みらいふスタジアム 観客数: 3508人 主審: 山本雄大 |
2018年5月3日 第12節 | ヴァンフォーレ甲府 | 1-1 | レノファ山口FC | 甲府市 |
14:03 |
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レポート |
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競技場: 山梨中銀スタジアム 観客数: 8416人 主審: 榎本一慶 |
2018年5月6日 第13節 | 京都サンガF.C. | 1-2 | レノファ山口FC | 京都市 |
15:04 |
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レポート | 競技場: 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 観客数: 7093人 主審: 笠原寛貴 |
2018年5月12日 第14節 | レノファ山口FC | 4-3 | 東京ヴェルディ | 山口市 |
15:03 | レポート |
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競技場: 維新みらいふスタジアム 観客数: 4893人 主審: 三上正一郎 |
2018年6月2日 第17節 | ジェフユナイテッド千葉 | 2-2 | レノファ山口FC | 千葉市 |
17:03 |
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レポート | 競技場: フクダ電子アリーナ 観客数: 9787人 主審: 柿沼亨 |
2018年6月16日 第19節 | 徳島ヴォルティス | 1-2 | レノファ山口FC | 鳴門市 |
19:03 |
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レポート |
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競技場: 鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアム 観客数: 4828人 主審: 飯田淳平 |
2018年6月23日 第20節 | FC岐阜 | 2-2 | レノファ山口FC | 岐阜市 |
18:05 |
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レポート |
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競技場: 岐阜メモリアルセンター長良川競技場 観客数: 8317人 主審: 松尾一 |
2018年7月1日 第21節 | レノファ山口FC | 0-3 | 横浜FC | 山口市 |
19:04 | レポート |
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競技場: 維新みらいふスタジアム 観客数: 12927人 主審: 三上正一郎 |
2018年7月7日 第22節 | ツエーゲン金沢 | 2-2 | レノファ山口FC | 金沢市 |
19:03 | レポート | 競技場: 石川県西部緑地公園陸上競技場 観客数: 2108人 主審: 中村太 |
2018年7月15日 第23節 | 東京ヴェルディ | 3-1 | レノファ山口FC | 調布市 |
18:03 |
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レポート | 岸田和人 ![]() |
競技場: 味の素スタジアム 観客数: 5712人 主審: 川俣秀 |
2018年7月25日 第25節 | ロアッソ熊本 | 2-2 | レノファ山口FC | 熊本市 |
19:03 | レポート |
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競技場: えがお健康スタジアム 観客数: 3576人 主審: 高山啓義 |
2018年8月26日 第29節 | 大宮アルディージャ | 4-4 | レノファ山口FC | さいたま市 |
19:03 |
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レポート | 競技場: NACK5スタジアム大宮 観客数: 9232人 主審: 中村太 |
2018年9月1日 第30節 | レノファ山口FC | 0-4 | ジェフユナイテッド千葉 | 山口市 |
19:03 | レポート | 競技場: 維新みらいふスタジアム 観客数: 4499人 主審: 岡宏道 |
2018年9月15日 第32節 | 松本山雅FC | 0-0 | レノファ山口FC | 松本市 |
13:03 | レポート | 競技場: 松本平広域公園総合球技場 観客数: 9490人 主審: 高山啓義 |
2018年9月30日 第34節 | 横浜FC | 2-3 | レノファ山口FC | 横浜市 |
14:04 | レポート | 競技場: ニッパツ三ツ沢球技場 観客数: 3051人 主審: 中村太 |
2018年10月21日 第38節 | カマタマーレ讃岐 | 0-0 | レノファ山口FC | 丸亀市 |
14:03 | レポート | 競技場: Pikaraスタジアム 観客数: 3280人 主審: 山岡良介 |
2018年11月17日 第42節 | アルビレックス新潟 | 0-2 | レノファ山口FC | 新潟市 |
14:03 | レポート | 競技場: デンカビッグスワンスタジアム 観客数: 16054人 主審: 中村太 |
天皇杯
出典
- ^ “2018シーズン選手・スタッフ プロフィール”. レノファ山口FC. 2025年8月4日閲覧。
- ^ 「カルロス アルベルト マジョール監督 解任のお知らせ」(プレスリリース)、レノファ山口FC、2017年11月21日。2025年8月5日閲覧。
- ^ 飯尾篤史 (2018年5月1日). “「サッカーを文化として根付かせたい」山口・霜田正浩監督インタビュー<前編>”. スポーツナビ. Yahoo! JAPAN. 2018年7月28日閲覧。
- ^ “ついに長いトンネル突破!山口、楠本デビュー弾などで横浜FCを下して3か月半ぶり白星”. ゲキサカ (講談社). (2018年9月30日) 2018年11月18日閲覧。
- ^ “サッカーJ2、レノファ4試合ぶり勝利 J1昇格は逃す”. 山口新聞. (2018年10月29日) 2018年11月18日閲覧。
- ^ “日程・結果”. J.LEAGUE Data Site. 2024年10月25日閲覧。
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