2014年の欧州議会議員選挙
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「ポデモス」の記事における「2014年の欧州議会議員選挙」の解説
2014年4月3日の公開予備選挙で、選挙名簿筆頭がイグレシアスに決定した。5月25日に2014年欧州議会議員選挙が行われ、ポデモスは失業中の人物を含む候補者を送りこんだ。得票率7.98%となる1,253,837票、54議席中5議席を獲得し、国民党(PP)、社会労働党(PSOE)、統一左翼などが中心となった選挙連合のイスキエルダ・プルラル(IP、「多様な左翼」)に次ぐ第4党となった。イグレシアスは、「我々はこの欧州議会議員選挙で敗北した。勝利したのは国民党だ。この結果では満足できない」と述べ、エル・パイス紙によって悲観的であるとされた。イグレシアスは自身の目的が「国民党と社会労働党を(権力から)追い出すまで前進すること」であるとし、「我々はヨーロッパ南部の他政党と協力して活動する。明らかなことは、ドイツの植民地にはしたくないということだ」と述べた。 標準的な欧州議会議員の給料は月額8,000ユーロ(約6,300ドル)以上に及ぶが、イグレシアスはポデモスの欧州議会議員がこの給料を受け取らないと述べ、「我々の欧州議会議員は誰ひとりとして、月額1,930ユーロ(約1,520ドル)、つまりスペインの最低賃金3倍分以上を稼がない」と発言した。この欧州議会議員選挙では、イギリスでイギリス独立党(UKIP)が、フランスで国民戦線(FN)が、ギリシャで急進左派連合が、デンマークでデンマーク国民党(DF)が第1党となり、スペインのポデモスも含め、各国で欧州懐疑主義政党が躍進した。ポデモスは欧州議会で欧州統一左派・北方緑の左派同盟(GUE/NGL)に加入した。GUE/NGLは改選前に比べて約1.5倍の勢力となった。
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