2007年 ダスト・テスト結果
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 03:01 UTC 版)
「M4カービン」の記事における「2007年 ダスト・テスト結果」の解説
2007年秋、メリーランド州アバディーン試験場において、M4は他の3つのライフル、XM8、SCAR、HK416とともに、砂塵の多い状況下での試験が行われた。この試験では各ライフルが10丁ずつ用意され、1丁につき6,000発が射撃され、全体では1つの種類につき60,000発が発射されたことになる。その結果、M4は他のライフルよりはるかに多い882回の射撃停止障害を起こし、19回は部品の修理を必要とした。XM8が最も障害が少なく、障害は116回、重大な障害が11回であった。SCARは223回、HK416は233回の障害発生があった。同年の夏に行われたテストでは、M4は合計310回の障害を起こし、11回は重大な障害であり、秋のテストとは全く違う結果を出した。秋に行われたテストにおいて他の3丁のライフルはおおよそ新品であったがM4は以前からこの試験場にて使用されていたものを使用していたとされ、このダストテストの公平性に疑問が生じる。この結果をふまえ、アメリカ陸軍はM4のバレルを新しいコールド・ハンマー製法によって寿命の延長と信頼性の向上させる計画が存在する。対策として米陸軍は2009年3月頃から改良されたSTANAGマガジンの配備を開始した。
※この「2007年 ダスト・テスト結果」の解説は、「M4カービン」の解説の一部です。
「2007年 ダスト・テスト結果」を含む「M4カービン」の記事については、「M4カービン」の概要を参照ください。
- 2007年 ダスト・テスト結果のページへのリンク