108の由来
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 08:33 UTC 版)
除夜の鐘は多くの寺で108回撞かれる。この「108」という数の由来については、次のような複数の説があるが、格別にどれが正しいということはない。 煩悩の数 人間の煩悩の数とする説がある。眼(げん)・耳(に)・鼻(び)・舌(ぜつ)・身(しん)・意(い)の六根のそれぞれに好(こう:気持ちが好い)・悪(あく:気持ちが悪い)・平(へい:どうでもよい)があって18類、この18類それぞれに浄(じょう)・染(せん:きたない)の2類があって36類、この36類を前世・今世・来世の三世に配当して108となり、人間の煩悩の数を表す。 四苦八苦 四苦八苦の意味で四九(36)と八九(72)を足したものとする説がある。 1年間 月の数の12、二十四節気の数の24、七十二候の数の72を足した数が108となり、1年間を表すとする説がある。 なお、寺によって撞く回数は108回と決まらず、200回以上の場合などがある。
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