1-2:スリシック・ハイの災難
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「エイボンの書 クトゥルフ神話カルトブック」の記事における「1-2:スリシック・ハイの災難」の解説
『スリシック・ハイの災難』(原題:英: The Devouring of S'lithik Hhai)。作者はジョン・R・フルツ。執筆は1997年。フルツは編集者であり、2012年に正式に作家デビューしている。 フルツが「グリーンランドをスキーで探検旅行していたときに偶然見つけた銘板を、翻訳したもの」という体裁をとり、その銘板こそが「エイボンの書」のオリジナルであったという設定となっている。ヘビ人間の歴史と、彼らが衰退した理由について解説されており、エイボン自身が語り手となっている。またツァトゥグァの地球降臨を題材としている。 ツァトゥグァの描写は、創造者スミスと、借用したラヴクラフトとでは異なっている。スミス版はちっぽけなコウモリ=ナマケモノ、サイクラノーシュから古代ハイパーボリアに降臨した(後に、ンカイからハイパーボリアに来て氷河期到来後はンカイに戻ったと訂正した)。ラヴクラフト版はヒキガエル神で、暗黒のンカイから到来した。これらを踏まえて、フルツはヒキガエル神がサイクラノーシュから古代ハイパーボリアに降臨したということにした。 「ツァトゥグァ」も参照
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