1,2-ジチオラン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/19 09:35 UTC 版)
1,2-ジチオラン構造は環状のジスルフィドで、α-リポ酸の部分構造として現れる。また、アスパラギン酸のような一部の天然物中に含まれる。 α-リポ酸は、金、モリブデン、タングステンなど多くの金属と強い親和性を持つ。その他の1,2-ジチオランは、金ナノ粒子や遷移金属ジカルコゲニド(TMD(英語版))(MoS2やWS2)などのナノマテリアルに関連している。 海洋の環形動物Lumbriconereis heteropoda から得られたイソメ毒は、ニコチン性アセチルコリン受容体を遮断する事から、チオシクラム(英語版)やカルタップ(英語版)等の殺虫剤の原型となった。 α-リポ酸 アスパラガス酸 イソメ毒(Nereistoxin)
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