1試合で二度の三重殺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/12 08:31 UTC 版)
1990年7月17日のボストン・レッドソックス対ミネソタ・ツインズ戦で、ツインズは1試合で三重殺を2度完成させた。1度目は4回裏の無死満塁の場面で、ゴロを捌いた三塁手が三塁を踏み二塁へ送球、続いて一塁へ送球して「5-4-3」の三重殺が完成。2度目は8回裏の走者一・二塁の場面で、同様に「5-4-3」で完成した。試合は三重殺を2度喫したレッドソックスが1対0で勝った。現在分かっている中で、1試合2度の三重殺はMLBの中でもこの試合のみである。この時の守備は三塁手がゲイリー・ガイエティ、二塁手がアル・ニューマン(英語版)、一塁手がケント・ハーベックであった。 日本プロ野球では、1951年6月29日の大映対毎日戦で、大映が2度の三重殺を記録している。1回裏に毎日は無死一・二塁のとき、打者三宅宅三が二塁ライナー、二塁手酒沢政夫から遊撃手山田潔、一塁手伊賀上良平とわたって三重殺成立、次に延長10回裏に無死一・二塁で打者別当薫が遊撃ライナー、遊撃手・山田→二塁手・酒沢→一塁手・伊賀上とわたってこの試合2度目の三重殺が成立した。
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