曲物

デジタル大辞泉

まげ‐もの【曲げ物】

読み方：まげもの

１ 檜(ひのき)・杉などの薄い板を円筒形に曲げ、桜や樺(かば)の皮でとじ合わせ、これに底をつけて作った容器。わげもの。

２ 質種(しちだね)。質草(しちぐさ)。

歴史民俗用語辞典

曲物

読み方：マゲモノ（ｍａｇｅｍｏｎｏ）

古代・中世の筒形の木の容器。

別名 檜物、綰物、まげわっぱ

伝統的工芸品用語集

曲物

読み方：まげもの

ヒノキ、スギなどの薄い材を円形に曲げ、底をとりつけた容器で、合わせ目をカバやサクラの皮などでつづります。綰物（わげもの）ともいいます。

隠語大辞典

曲物

読み方：まげもの

1. 質に入れる品物のことをいふ。天の網島の中に妻のおさんが質草を治兵衛に渡しながら「これをまげては勘太郎が云々」とある。質草ともいふ。又質に入れることをまげるともいふ。〔犯罪語〕
2. 質に入れる品物のことをいふ。天の網島の中に妻のおさんが質草を治兵衛に渡しながら「これをまげては勘太郎が云々」とある質草ともいふ。又質に入れることをまげるともいふ。
3. 曲げる物、即ち質屋に持つて行つて金に代へる品物。質草。
4. 質に入れる品物のこと。天の網島の中に妻のおさんが質草を治兵衛に渡しながら「これをまげては勘太郎の…」とある。質草ともいい、又質に入れることをまげるという。〔一般犯罪〕
5. 質に入れる品物のこと。天の綱島の中に妻のおさんが質草を治兵衛に渡しながら「これをまげては勘太郎の……」とある。質草ともいう。

分類 犯罪、犯罪語

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ウィキペディア

曲物

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2019/11/30 04:16 UTC 版)

曲物（まげもの・わげもの）は、檜・杉などの薄く削り取った材を円形に曲げ、合せ目を樺・桜の皮などで綴じて作った容器。曲物を作る職人を曲物師、特に曲げ職人を曲師という。