カッタウェイ[cut-away]
カッタウェイ
ボディのネックの付け根部分から肩にあたる部分をえぐった形状のこと。ハイポジションを弾きやすくするのが主な目的。
伝統的なフラットトップアコースティックギターにはカッタウェイを持つモデルは少ないが、近年のギタリストたちの奏法の変化(ハイポジションの多用)に伴い、エレクトリックアコースティックギターを中心に、カッタウェイを持つモデルが増えている。
頂部が尖った形状のものはポインテッドカッタウェイまたはフローレンタインカッタウェイ、丸みを帯びたものはラウンデッドカッタウェイまたはベネチアンカッタウェイと呼ばれる。また両側にカッタウェイがついたものはダブルカッタウェイという。
なお、同系の機種にカッタウェイがあるものとないものとがある場合、ないものの方をノンカッタウェイモデルと呼ぶことがある。

カッタウェイ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/20 22:42 UTC 版)
カッタウェイ(cutaway)は、ギターなどでは高フレット(大体14フレット以降)を弾くとき、手がボディに邪魔されて弾きづらいため、プレイヤーが弾くやすくするために、ボディを一部、または全フレットの長さの分だけ、カットされた部位の事をいう。また、ツノのように残った箇所はホーンという。主にプレイヤービリティ向上目的に施される。
通常、クラシック・ギターやマーティン製ギター、ウクレレなどのように、あまり高フレットを弾く機会がない奏法を用いるようなものでは採用しないことが多いが、フォークギターにおいてはシングルカッタウェイ処理が施されているものもある。一般的にエレクトリックギターやエレクトリックベースではカッタウェイ処理が施されている。
ギターのカタログに記載されている「ネックジョイント」のフレット値を見れば、どのフレットからボディと接合されているかが分かる。一般にこの数値が大きいほど、指が簡単に高フレットを押さえられるので弾きやすいギターといえる。ただし機種にもよるが、その分だけボディとの接合面が狭いタイプでは強度面で劣る可能性がある。
また重量的にもその分、多少軽くなるのでプレイヤーの負担は多少軽減する。サウンド面でもボディとの共振が変わる可能性があるため、キャラクターやトーンなどに変化がつく可能性はある。
ビジュアル面における効果も非常に高く、よりロック向けなイメージに近くなる。またエッジを丸くするか鋭くするかによってもイメージが変わってくる。丸いものはラウンテッド・カッタウェイ、鋭くしたものはポインテッド・カッタウェイ(またはフローレンタイン・カッタウェイ)という。特にギブソン・SGタイプのように鋭いエッジはツノとも呼ばれ、ビジュアル面をうまく活かした例であると言える。
カッタウェイの種類
- シングルカッタウェイ
- ダブルカッタウェイ
- その他
「カッタウェイ」の例文・使い方・用例・文例
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