つくつく‐ぼうし【つくつく法師】
ツクツクボウシ
ツクツクボウシ |
Meimuna opalifera(Walker) |
☆三郷・流山・水元で観察できる |
黒褐色の体に、暗緑色の模様がついた翅の透明な小型のセミである。
関東では一般的に、夏の終わりに鳴く、というイメージをもたれているが、実際は7月中に鳴きだしている。
確かに、他の普通種よりは遅く鳴き始めるが、晩夏のセミではない。他種の鳴き声の勢いが落ちる晩夏になって、本種の声が目立ってくるのだと考えられる。
ジュクジュクジュク・・・の鳴きだしに続いて、オーシン・ツクツクツク・オーシン・ツクツクツクと繰り返し、最後にウィオーシー・ウィオーシー・ウィオーシー、と鳴き声を変化させて終わる。たいへん複雑な鳴き方と言える。
屋久島の個体群では、最後のウィオーシーの部分は無いと聞く。このような地域的変化はもっと他にもあると思う。
ツクツクボウシ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/28 09:34 UTC 版)
ツクツクボウシ(つくつく法師、寒蝉、寒蟬、Meimuna opalifera)はカメムシ目(半翅目)ヨコバイ亜目(同翅亜目)セミ科に分類されるセミの一種。晩夏から初秋に発生するセミで、特徴的な鳴き声を発する。ツクツクホーシ、オーシンツクと呼ばれることもある。
- ^ 「中国からの外来種で国内最大級のセミ 埼玉県川口市で生息確認」『産経新聞』、2018年3月9日。2023年4月23日閲覧。
- ^ 戸田尚希 著「タケオオツクツク」、愛知県環境調査センター 編『愛知県の外来種 ブルーデータブックあいち2021』愛知県環境局環境政策部自然環境課、2021年3月、81頁 。2023年4月23日閲覧。
- 1 ツクツクボウシとは
- 2 ツクツクボウシの概要
- 3 日本産の近縁種
- 4 参考文献
- 5 外部リンク
- ツクツクボウシのページへのリンク