ツクツクボウシ
ツクツクボウシ |
Meimuna opalifera(Walker) |
☆三郷・流山・水元で観察できる |
黒褐色の体に、暗緑色の模様がついた翅の透明な小型のセミである。
関東では一般的に、夏の終わりに鳴く、というイメージをもたれているが、実際は7月中に鳴きだしている。
確かに、他の普通種よりは遅く鳴き始めるが、晩夏のセミではない。他種の鳴き声の勢いが落ちる晩夏になって、本種の声が目立ってくるのだと考えられる。
ジュクジュクジュク・・・の鳴きだしに続いて、オーシン・ツクツクツク・オーシン・ツクツクツクと繰り返し、最後にウィオーシー・ウィオーシー・ウィオーシー、と鳴き声を変化させて終わる。たいへん複雑な鳴き方と言える。
屋久島の個体群では、最後のウィオーシーの部分は無いと聞く。このような地域的変化はもっと他にもあると思う。
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