龕燈

デジタル大辞泉

がん‐どう【^×龕灯】

読み方：がんどう

《「がんとう」とも》

１ 仏壇のともし火。灯明(とうみょう)。

２ 「強盗提灯(がんどうぢょうちん)」に同じ。

隠語大辞典

龕灯

読み方：がんとう

1. 怪談噺で幽霊の出没に必要な照明で、昔は咄し家の両脇に立てた燭台に袋形の赤青紙の貼つたものを使つていたが、電灯が出来てから長方形の黒塗りの木函に赤青の色硝子を仕込み、長い電線で遠近を加減して使う。

分類 芸能

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龕灯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/08/25 22:13 UTC 版)

龕灯（がんどう）とは、江戸時代に発明された携帯用ランプの一種。正面のみを照らし、持ち主を照らさないため強盗が家に押し入る際に使ったとか、目明かしが強盗の捜索に使ったとも言われ、「強盗提灯（がんどうちょうちん）」と呼ばれた。金属製、または木製で桶状の外観をしており、内側には二軸ジンバルにより2本の鉄輪が回転し、内側の鉄輪の中央に蝋燭が固定されており、龕灯をいかなる方向に振り回しても蝋燭は常に垂直に立って火が消えないような工夫がなされている。現代で言えば懐中電灯のような使い方ができる。明治時代に入ってからも使われていた^[1]。昭和戦前頃まで現役で使われていたと思われる^{[独自研究?]}。

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  前面
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  側面

参考文献

• スーパー・ニッポニカ 日本大百科全書　小学館　2003年

脚注

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1. ^ 日本国語大辞典,改訂新版　世界大百科事典,日本大百科全書(ニッポニカ),百科事典マイペディア, デジタル大辞泉,精選版. “龕灯(ガンドウ)とは？ 意味や使い方”. コトバンク. 2024年7月15日閲覧。

関連項目

• 照明
• 蝋燭
• 懐中電灯
• 強盗返

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「龕灯」の例文・使い方・用例・文例

• （暗闇で）人の顔に龕灯を突きつける