歯舌
歯舌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/11 08:18 UTC 版)

歯舌(しぜつ)は、軟体動物の多くが口の中に持つ硬い舌のような器官。ヒトの歯にあたる器官で、やすり状になっていて、食物を削り取って食べるのに使う。
軟体動物の多くのもので、口の内部の下側の盛り上がった部分として存在し、その表面に細かい歯があって、これを突き出して舐めるように動かすことで餌を削り取ることが出来る。たとえばカタツムリにキュウリなど与えると、しゃりしゃりといった音を立てて削り取るように食べるのが見られる。その食べ跡を見ると、細かく削ってゆく様子がわかる。

歯舌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 20:28 UTC 版)
詳細は「歯舌」を参照 歯舌(しぜつ、radula)は口球中に見られるクチクラ質の基底膜上に多数の小歯(しょうし、tooth)が無数の横列をなして並ぶ鑢様のリボンである。小歯の先端には鋭い歯尖(しせん、cusp)があり、小歯には3種類ある。1個の中心歯(ちゅうしんし、中歯、central tooth, rhachidian tooth)の両脇に1ないし数個の側歯(そくし、lateral teeth)、更にその外側に数個の縁歯(えんし、marginal teeth)が並んでいる。
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「歯舌」の例文・使い方・用例・文例
- 歯舌という,軟体動物の歯
齒舌と同じ種類の言葉
- >> 「齒舌」を含む用語の索引
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