鼻音調和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/12 17:54 UTC 版)
グアラニー諸語に共通しタピエテ語にも見られる特徴として鼻音調和(英: nasal harmony)が挙げられる。これは語全体のみに留まらず接辞にも及ぶもので、鼻音調和の際に発生する子音の変化は以下の通りである mb → m nd → n ŋɡ → ŋ ʒ → ɲ p → mb t → nd k → ŋɡ s → nd 例: a-pota : ä-hä'ä グロス: 1sg.ac-望む : 1sg.ac-味わう 訳: 「私は望む」 「私は味わう」 yɨ-awati : ñɨ-mbo'ɨ グロス: 3.poss-穀物 : 3.poss-首飾り 訳: 「彼/彼女の穀物」 「彼/彼女の首飾り」
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鼻音調和
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/07 03:56 UTC 版)
グアラニー語は世界でも数少ない、鼻音調和(英: nasal harmony)を持つ言語である。すべての単語は語幹に下記の異音を一つでも含むか否かにより、鼻音と口音に分類される。そして特定の音素が「鼻音」である単語に現れる際には必ず鼻音化した異音が出現し、「口音」である単語に鼻音化した異音は現れず、鼻音と非鼻音である異音が共に現れる単語は存在しない。 ã - ẽ - ĩ - õ - ũ - ỹ - g̃ - m - mb - n - nd - ng - nt - ñ また鼻音調和は、接頭辞や一定の前接辞を選ぶ際にも影響を及ぼしている。例えば後置詞である pe や ta は、それぞれ鼻音である単語の後では me、nda に変化する。
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