黔東南ミャオ族トン族自治州とは? わかりやすく解説

黔東南ミャオ族トン族自治州

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/13 07:59 UTC 版)

中華人民共和国 貴州省 黔東南苗族侗族自治州
雷山県の西江千戸苗寨
雷山県の西江千戸苗寨
貴州省中の黔東南州の位置
貴州省中の黔東南州の位置
中心座標 北緯26度35分 東経107度59分 / 北緯26.583度 東経107.983度 / 26.583; 107.983
簡体字 黔东南
繁体字 黔東南
拼音 Qiándōngnán
カタカナ転写 チェンドンナン
国家 中華人民共和国
貴州
行政級別 自治州
成立 1956年
州委常委 羅強
州長 安九熊
面積
総面積 30,337[1] km²
人口
総人口(2018) 353.83[2] 万人
経済
電話番号 0855
郵便番号 556000
ナンバープレート 貴H
行政区画代碼 522600
公式ウェブサイト http://www.qdn.gov.cn/

黔東南ミャオ族トン族自治州(けんとうなん-ミャオぞく-トンぞく-じちしゅう)は中華人民共和国貴州省東南部に位置する少数民族自治州

地理

貴州省東南の山間部に位置し、東は湖南省懐化市、南は広西チワン族自治区柳州市及び河池市、西は貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州、北は同省遵義市及び銅仁市に接する。東西220キロメートル、南北240キロメートル。

歴史

古代からミャオ族など少数民族が強盛で、中国はその首領に官職を与えて間接支配するだけであった。しかし永楽帝1413年思州等宣慰司を廃し、直接統治に切り替え、少数民族の同化政策を行った。もこの政策を踏襲したため、明清時代にはしばしばミャオ族などの反乱が起こった。中華人民共和国成立後1956年になって自治州人民政府が成立、凱里県に首府が置かれた。1983年凱里県は市に昇格している。

行政区画

1県級市・15県を管轄下に置く。

黔東南ミャオ族トン族自治州の地図

年表

この節の出典[3]

鎮遠専区

  • 1949年10月1日 - 中華人民共和国貴州省鎮遠専区が成立。鎮遠県施秉県黄平県炉山県三穂県岑鞏県天柱県錦屏県台江県剣河県余慶県雷山設治局が発足。(11県1設治局)
  • 1949年11月23日 - 雷山設治局が県制施行し、雷山県となる。(12県)
  • 1952年12月13日 - 炉山県が自治区に移行し、炉山ミャオ族自治区となる。(11県1自治区)
  • 1953年2月25日 - 天柱県・錦屏県の各一部が湖南省黔陽専区靖県に編入。(11県1自治区)
  • 1954年1月29日 - 台江県が自治区に移行し、台江ミャオ族自治区となる。(10県2自治区)
  • 1954年6月26日 - 雷山県が自治区に移行し、雷山ミャオ族自治区となる。(9県3自治区)
  • 1955年5月27日 - 錦屏県の一部が湖南省黔陽専区靖県に編入。(9県3自治区)
  • 1955年12月26日 (9県3自治県)
    • 炉山ミャオ族自治区が県制施行し、炉山ミャオ族自治県となる。
    • 台江ミャオ族自治区が県制施行し、台江ミャオ族自治県となる。
    • 雷山ミャオ族自治区が県制施行し、雷山ミャオ族自治県となる。
  • 1956年4月13日 - 鎮遠県・剣河県・黄平県・施秉県・三穂県・岑鞏県・天柱県・錦屏県・炉山ミャオ族自治県・雷山ミャオ族自治県・台江ミャオ族自治県が黔東南ミャオ族トン族自治州に編入。(1県)
  • 1956年4月18日 - 余慶県が遵義専区に編入。

黔東南ミャオ族トン族自治州

  • 1956年4月13日 - 鎮遠専区鎮遠県剣河県黄平県施秉県三穂県岑鞏県天柱県錦屏県炉山ミャオ族自治県雷山ミャオ族自治県台江ミャオ族自治県、都勻専区麻江県黎平県榕江県従江県丹寨ミャオ族自治県を編入。黔東南ミャオ族トン族自治州が成立。(12県4自治県)
  • 1956年4月18日 (16県)
    • 炉山ミャオ族自治県が県に移行し、炉山県となる。
    • 台江ミャオ族自治県が県に移行し、台江県となる。
    • 雷山ミャオ族自治県が県に移行し、雷山県となる。
    • 丹寨ミャオ族自治県が県に移行し、丹寨県となる。
  • 1956年9月11日 - 榕江県の一部が黔南プイ族ミャオ族自治州三都県および茘波県都勻県独山県の各一部と合併し、黔南プイ族ミャオ族自治州三都スイ族自治県となる。(16県)
  • 1958年12月29日 (7県)
    • 炉山県・雷山県・丹寨県・麻江県が合併し、凱里県が発足。
    • 岑鞏県・三穂県が鎮遠県に編入。
    • 施秉県が黄平県に編入。
    • 天柱県が錦屏県に編入。
    • 台江県が剣河県に編入。
    • 従江県が榕江県に編入。
  • 1961年8月16日 (12県)
    • 凱里県の一部が分立し、麻江県雷山県が発足。
    • 鎮遠県の一部が分立し、岑鞏県が発足。
    • 錦屏県の一部が分立し、天柱県が発足。
    • 榕江県の一部が分立し、従江県が発足。
  • 1962年10月20日 (16県)
    • 黄平県の一部が分立し、施秉県が発足。
    • 鎮遠県の一部が分立し、三穂県が発足。
    • 剣河県の一部が分立し、台江県が発足。
    • 雷山県・麻江県の各一部が合併し、丹寨県が発足。
  • 1983年8月19日 (1市15県)
    • 凱里県が市制施行し、凱里市となる。
    • 麻江県の一部が凱里市に編入。
  • 2003年2月20日 - 台江県の一部が剣河県に編入。(1市15県)
  • 2014年9月15日 - 麻江県の一部が凱里市に編入。(1市15県)

人口

2002年末の総人口 4,312,900 人。都市人口は 798,800 人、農村人口は 3,514,100 人。民族的には漢族が 936,310 人 (19.39%)、少数民族が 3,476,800 人 (80.61%)で、うちミャオ族 1,784,300 人、トン族 1,359,000 人となっている。

交通

航空

鉄道

道路

脚注

  1. ^ 自然环境” (中国語). www.qdn.gov.cn. 黔东南苗族侗族自治州人民政府 (2019年6月27日). 2019年9月9日閲覧。
  2. ^ 人口民族” (中国語). www.qdn.gov.cn. 黔东南苗族侗族自治州人民政府 (2019年6月27日). 2019年9月9日閲覧。
  3. ^ 贵州省 - 区划地名网




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