黒白の狐
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 05:06 UTC 版)
「黒白の狐-林昌寺縁記」の記事における「黒白の狐」の解説
山の主はなぜ狐なのか?臥牛山を舞台にするのであれば、狐ではなく山の名を冠している牛の方が適当だと思える。だが牛とは縁もゆかりもない狐が山の主になっているのには理由がある。元来、狐というのは稲作の神稲荷として祀られてきた。その稲荷に化かされ狩猟を生業としてきた猟師が人生を悔い改め仏道に入るというのは、「狩猟民の農耕民化」を表していると考えられる。こういった事柄を隠喩的表現で表すために山の主を狐にしているのだと思われる。
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