鵜川遊泉寺駅とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > > 中部地方の廃駅 > 鵜川遊泉寺駅の意味・解説 

鵜川遊泉寺駅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/11 20:22 UTC 版)

鵜川遊泉寺駅
うがわゆうせんじ
Ugawa-yusenji
軽海 (0.6 km)
所在地 石川県小松市遊泉寺町[1]
所属事業者 北陸鉄道
所属路線 小松線
キロ程 5.9 km(小松起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗降人員
-統計年度-
250人/日
-1979年-
開業年月日 1929年昭和4年)5月15日[2][3]
廃止年月日 1986年(昭和61年)6月1日[2]
備考 路線廃止に伴い廃駅
* 1931年に遊泉寺駅より改称。
テンプレートを表示

鵜川遊泉寺駅(うがわゆうせんじえき)は、石川県小松市遊泉寺町に存在した北陸鉄道小松線廃駅)である。

概要

小松線の終点で、駅名は周辺の鵜川町と遊泉寺町の名称を合わせた合成駅名である[1]。乗降客数は1979年当時、1日平均250人[4]。駅員を配置していない無人駅であった[3]

歴史

駅構造

片面ホーム1面1線で[5]、機回しが可能な側線があったが、晩年は小松駅側のポイントが撤去されていた。ホームの小松駅寄りに木造の駅舎がある簡素なものとなっていた[1]。鵜川遊泉寺駅は停車場の扱いとなっていた[3]

加賀佐野延長線

1945年(昭和20年)に当駅から能美線加賀佐野駅へ延長して同線と接続する計画が立てられた[1]。第一期工事として河田(こうだ)駅までの工事が行われ、中間には埴田(はねだ)駅が設置される予定だったが、開業に至らぬまま中止され、既に完成していた路盤は放棄された[6]。駅から延びる築堤と車止め付近の線路の終点部分が北方を向いてカーブしていたのはその名残である[4]

駅跡

駅跡は空き地となっており、樹齢が90年以上とされるソメイヨシノ、「う川古代桜」の名称がある[1])が生育している[7]。また、廃止代替バス(旧小松バス、現在の北鉄加賀バス)の停留所名も鉄道駅時代の鵜川遊泉寺となっている[8]

隣の駅

北陸鉄道
小松線
軽海駅 - 鵜川遊泉寺駅

脚注

  1. ^ a b c d e f 安田・松本 2017, p. 40.
  2. ^ a b c d e f 寺田 2008, p. 110.
  3. ^ a b c 寺田 2008, p. 166.
  4. ^ a b RM LIBRARY 212 北陸鉄道小松線(寺田裕一・著 ネコ・パブリッシング 2020年4月1日初版)p.39
  5. ^ 安田・松本 2017, p. 41.
  6. ^ 今尾恵介 責任編集 地図と鉄道(洋泉社 2017年6月)p.150 - 151
  7. ^ 誉のドコ行く? 小松市鵜川町・遊泉寺町 - テレビ金沢
  8. ^ 寺田 2008, p. 111.

参考文献

関連項目





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「鵜川遊泉寺駅」の関連用語

鵜川遊泉寺駅のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



鵜川遊泉寺駅のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの鵜川遊泉寺駅 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS