鳥類の喉袋
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/28 23:29 UTC 版)
ペリカンのくちばしの下部には毛がなく大きく伸びることはよく知られているが、ペリカン目同様ウ科にも非常に目立つ喉袋を持つものがある (同じ祖先から分かれて進化したものと考えられている)。 ウ科には喉袋に色が付いているものが見られる。体全体がおおよそ黒い、または黒と白であるため、その部分はよく目立つ。繁殖期の個体で特によく目立つことから、社会活動的な機能を持つと考えられる。グンカンドリのオスでは特に、喉袋に空気を入れ、20分に渡って膨らませて示威行為を行う。 カツオドリやヘビウ属、それらと近縁のウでは、グンカンドリやペリカンと比べると喉袋はあまり目立たない。前者と後者 (ウなどの喉袋とグンカンドリなどの喉袋) は共有原始形質 (あるいは祖先形質共有、Symplesiomorphy) あるいは平行進化による形質であると考えられている。
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