鬼頭恭一のことば
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こうやって腹を切りながら歌ったんだよ。 (昭和15年11月25日、山田耕筰の歌劇「黒船」初演を聴いた恭一が、従兄弟の佐藤正知たちに) 僕はきみたち兄弟をテーマにして、歌劇“アキちゃんとトモちゃん”を書くつもりだ。 (昭和15年頃/従兄弟の佐藤正知たちに) これでチョピンでなくてショパンと読むんだよ、おかしいだろう? (昭和16年頃、Chopinと書かれた楽譜を佐藤正知たちに見せて) ものすごくむずかしい、だけど本人がこれを弾きこなしたんだから文句は言えないんだ。 (昭和16年頃、リストのラ・カンパネラの楽譜を佐藤正知たちに見せて) ビゼーの「カルメン」のような人間の血の通った生々しいオペラこそ、本当のオペラだ。将来「道成寺」をテーマにしたオペラを書きたい 。 軍隊に入ったら要領よくやらなきゃ駄目だ。とにかく前に出たら駄目だ 。 ベルリン・フィルハーモニーに演奏させて、自分が指揮をとるのが夢だ。 「日本はもう見込みが無い」「俺は絶対死なない。間違っても死ぬようなバカなことはしない」 「今に戦争も終る。それまで生き延びなくっちゃ」「生と死をつらぬくシンフォニーを書きたい」。 これから山形で突っ込みの練習をする (昭和20年5月22日/佐藤正知に)
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