高速機開発計画の発表
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/10/07 08:46 UTC 版)
「ソニック・クルーザー」の記事における「高速機開発計画の発表」の解説
ボーイング社はエアバスがA380の開発を開始して約3ヵ月後の2001年3月26日、エアバスA380に対抗して長年計画していた、ボーイング747を改良した747Xの開発を延期した。そして誰もが全く予想していなかった、高速で巡航できる中型機の開発を優先すると発表した。その中型機の概要として、巡航速度はマッハ0.95以上、巡航高度は40,000ft(約12,000m)以上、客席数は100~300席(ボーイング737~767-300クラス)、航続距離は7,500~9,000nm(約16,600km)以上とされるものだった。 しかし、概要として諸元にかなり幅があることと、機体の大まかなサイズも発表されないなど、ボーイングの新型機発表にしては全てが曖昧だった。これは具体的な機体サイズなどが確定する前にアメリカの新聞社がこの話をかぎつけ、特ダネとして発表しようとしており、それを知ったボーイング社が出し抜かれるのを防ぐため急遽発表を行ったためとしている。
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