香城敏麿とは? わかりやすく解説

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香城敏麿

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/05 09:07 UTC 版)

香城 敏麿(こうじょう としまろ、1935年8月30日 - 2007年3月22日)は、日本の裁判官北海道札幌市出身[1][2]

概要

東京大学法学部を卒業[1][3]1958年司法修習生となる[3]1960年4月に東京地裁判事補となり、1962年8月から法務省刑事局付検事となり、アメリカ留学を経て、1970年に東京地裁判事に就任[4][3]1973年から最高裁調査官として猿払事件や全逓名古屋中郵事件に関与[4][5]1978年4月に大阪高裁判事、1981年4月に東京高裁判事、1985年11月に東京地裁部総括判事を、1988年4月に最高裁上席調査官に就任[6][5]。その後、東京高裁判事、大分地・家裁所長、静岡地裁所長、東京高裁部総括判事を歴任[5]1999年4月に福岡高裁長官に就任し、2000年8月に定年退官した[1][5][7]

2001年に独協大法学部教授[8]。同年11月に電気通信事業紛争処理委員会委員長に就任[8]。健康上の理由で2007年2月に電気通信事業紛争処理委員会委員長を退任[9]

2007年3月に死去[10]

脚注

  1. ^ a b c “香城敏麿・福岡高裁新長官と石川達紘・福岡高裁新検事長が記者会見=福岡”. 読売新聞. (1999年5月8日) 
  2. ^ 「ひと 香城敏麿さん」佐賀新聞、1999年5月21日、総合面
  3. ^ a b c 渡辺康行 2017, p. 283.
  4. ^ a b 日本民主法律家協会司法制度委員会 1990, p. 92.
  5. ^ a b c d 渡辺康行 2017, p. 284.
  6. ^ 日本民主法律家協会司法制度委員会 1990, pp. 92–93.
  7. ^ “福岡高裁長官に青山正明・東京家裁所長を任命”. 読売新聞. (12000-08-25) 
  8. ^ a b “電気通信事業紛争処理委員会 初代委員長に香城敏麿氏”. 読売新聞. (2000年11月30日) 
  9. ^ “電気通信事業紛争処理委員会に森永規彦氏”. 朝日新聞. (2007年2月15日) 
  10. ^ “香城敏麿(独協第法科大学教授)死去”. 読売新聞. (2007年3月24日) 

参考文献

  • 日本民主法律家協会司法制度委員会『全裁判官経歴総覧』公人社、1990年。 
  • 渡辺康行『憲法学からみた最高裁判所裁判官』日本評論社、2017年。ISBN 9784535522633 



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