馘塚(耳塚)(香椎駅東)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 14:23 UTC 版)
JR香椎駅のすぐ東にある馘塚(きりみみづか)または耳塚は元々現在のJR香椎駅付近にあったものを鉄道建設に際して現在の場所に移設したものである。江戸時代から神功皇后の朝鮮征伐の際に「異国(新羅と思われる)の敵の首を埋めさせた」と言われている。昔は大きな塚であり、延宝元年(1673年)に浜男の村人が塚を掘り起こしたところ、中に三尺四方の石室があり、錆びた刀が収めてあった。これを取り出して紡錘に作り替えたところ、掘り起こした村人の家に災難が起こったために、新たに作った刀と紡錘を納めて塚を直し、上に石仏を置いて地蔵と号したという。また、豊臣秀吉による文禄・慶長の役時に行われた耳切り・鼻削ぎの刑の供養塔がある。
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