食草とする生物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 01:15 UTC 版)
「ケナシチャンパギク」の記事における「食草とする生物」の解説
鹿 がほかの普段よく食べている種類の食草がなくなってくると、ようやくケナシチャンパギクや、タケニグサを食するようになる。生物によっては有毒成分として働く物質を乳汁に含むために、あまりおいしくないらしく、ほかの食草が繁っているときには、見向きもしない。しかし、他の食草がなくなると、ケナシチャンパギクやタケニグサも食草として食べはじめる。 昆虫ではヨトウムシの仲間が数種類ケナシチャンパギクやタケニグサを食草としている。キバラモクメキリガ が卵を産み付けて、孵化した幼虫が葉を食するのであるが、ほかにタバコなどや、いろいろな果樹にも卵が産まれる。この虫の卵が孵化し、幼虫になると、ケナシチャンパギクやタケニグサは、この虫は食さない白い茎と、白い葉柄、葉脈を残して緑色の葉の部分は、丸坊主に食べ尽くされる。ほかにゴボウトガリヨトウ が茎の中に潜み、茎の中を食している。白色の茎の穴から、幼虫の茶色の排泄物 が出ているので目立つために判明する。 ナメクジも食草にするという。有毒物質を生成する植物は、動物のように逃げられないため、体内に有毒成分を生成することで、動物から食べられないように進化したのであるが、これらの昆虫のように毒草でもおいしく食べることが可能であるならば、その進化が無意味となる。
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