類似のタンパク質
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/20 05:01 UTC 版)
「ルマジンタンパク質」の記事における「類似のタンパク質」の解説
LumPと類似のタンパク質として、YFP(黄色蛍光タンパク質、Yellow fluorescent protein)が知られている。アミノ酸配列上、LumPと似ており、その高次構造もまた似ていると考えられている。発色団としてフラビンモノヌクレオチド(FMN)を持ち、ルシフェラーゼの発光色を緑から黄色(540 nm)に変えることが知られている。YFPはVibrio fischeri Y-1株でのみ、その存在が確認されている。なお、このYFPは、オワンクラゲ由来のGFP(緑色蛍光タンパク質)を改変させたYFPとは全く異なるタンパク質である。 GFPを保有するオワンクラゲなどでは、これと同様に発光タンパク質から蛍光タンパク質への光エネルギーの受け渡しが確認されており(発光タンパク質:イクオリン、蛍光タンパク質:GFP)、イクオリンの青色がGFPにより緑色になる。しかし、LumPのように発光波長がブルーシフトすることはなく、ブルーシフトする例は発光バクテリアを除いて、確認されていない。
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