音節均衡の原則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/27 06:35 UTC 版)
ゲルマン語派のうち、特に北ゲルマン語群に属する言語(スウェーデン語、ノルウェー語、アイスランド語など)には、アクセントのある母音とその直後の子音は、原則としてどちらか一方が長音(長母音または長子音)として現れるという法則が存在し、これは「音節均衡の原則」と呼ばれる。このとき、二重母音は長母音に準じた扱いを受け、子音クラスターは長子音に準じた扱いを受ける。具体的には、アクセントのある母音が長母音または二重母音ならばその直後の子音は必ず単独の短子音であり、逆に、アクセントのある母音が短母音ならばその直後の子音は必ず長子音または子音クラスターである。 例外として、デンマーク語にはこの原則はない。
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