音源定位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/21 16:16 UTC 版)
下丘は音がどこで発生したものであるのかを決定する音源定位において統合的な役割を果たしている。下丘の外側皮質においては、内側上オリーブ核、外側上オリーブ核、背側蝸牛神経核で抽出された両耳時間差両耳強度差頭部伝達関数に基づくスペクトル変化の3つの音源定位に関わる情報が収斂する。そのために下丘においては、音源位置が神経情報化されていると考えられており、実際にメンフクロウの下丘では特定方向からの音にのみ選択的に応答する神経細胞が存在し、聴覚空間地図を形成していると報告されている。
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